本記事ではahamoで使えるAQUOS/使えないAQUOSと、自分で機種変更する手順を解説します。
ahamo契約中の人はahamo公式サイトやドコモオンラインショップで端末を購入して機種変更できますが、AQUOS本体は自分で用意して自分で機種変更するのもおすすめです。
ahamoで使えるアクオス
動作確認されたAQUOS
ahamo公式サイトの動作確認端末一覧ページでは、ドコモだけでなく他社で販売されたAQUOSも動作確認されています。
ahamoはドコモと同じ回線を使っているため、ドコモで発売されたAQUOSは全て問題なく使えます。
ただし、一部の古い機種(AQUOS sense SH-01K、AQUOS sense2 SH-01LやAQUOS R SH-03J、AQUOS R2 SH-03K)は一部の細かい機能に対応していないので使わない方が無難でしょう。
また、ahamo公式サイトでは他社で発売されたAQUOSも動作が確認されています。
こちらのページに記載の端末はahamoでも使えます。
対応バンドに注意
ただし、他社で購入した5G対応のAQUOSをahamoで使う場合は注意が必要です。
リンク先の表に※4がある端末は、ドコモ5Gの主要なバンドの一部に非対応です。
特にn79に非対応の機種が多いです。
n78またはn79に非対応だと、エリアによっては5G通信ができません。
現在は4G通信のみでも十分ですが、いずれは5Gでの通信がメインになりますし、現在でも5Gに対応していた方が通信が安定します。
よくわからない人は、n78/n79の両方に対応した端末を使った方がよいでしょう。
一般の人が、n78/n79に対応しているかを判別するのは難しいので、よくわからない人はドコモで販売されたAQUOSで、5Gに対応している機種を選べば間違いありません。
AQUOS senseシリーズならAQUOS sense5G SH-53A以降、AQUOS RシリーズならAQUOS R5G以降なら5Gに対応しています。(ただしAQUOS sense5Gは不具合が多いので非推奨)
auやUQモバイルで発売されたAQUOSはUQモバイル/povo2.0やau回線を使った格安SIMで、ソフトバンクやワイモバイルで発売されたスマホはワイモバイルかLINEMOで使いましょう。
ahamoで使えないAQUOS
以下の機種は、ahamoでは使えません。
- SIMロックがかかっている(ドコモ版はOK)
- ahamoのバンドに非対応
まず、ドコモ以外のキャリアで発売されたAQUOSは、SIMロックがかかったままだとahamoでは使えません。
auとUQモバイルで2021年10月1日以前に発売された機種と、ソフトバンクとワイモバイルで2021年5月12日以前に発売された機種はSIMロックがかかっている場合があるので、事前に解除しておきましょう。
ドコモ版のAQUOSはSIMロックがかかったままでもahamoで使えますが、余裕があれば解除しておくのがおすすめです。
また、ahamoが使うバンドに対応していない機種も使えません。
厳密に言えば使えないことはないのですが、エリアや環境によって電波が弱くなる可能性があります。
ドコモで販売されたAQUOSは問題ありませんが、それ以外のキャリアで発売された古めの機種は非対応の機種が多いです。
特に4GのB19と5Gのn79に非対応の場合が多いので、確認しましょう。
ややこしいのが、ahamo公式サイトで動作確認されている端末でも非対応の機種があることです。
バンドの対応/非対応の判別は難しいので、よくわからない人は「ドコモで発売された、5Gに対応しているAQUOS」を選べば間違いありません。
AQUOSを端末のみで買う方法
ahamo契約者はahamo公式サイトかドコモオンラインショップで端末を購入できますが、他で購入したAQUOSも使えます。
ahamo公式サイトやドコモオンラインショップの端末価格はやや高いので、個人的には自分で端末を用意するのがおすすめです。
AQUOS本体はAmazon/楽天市場や家電量販店などで端末のみを購入できます。
また、イオシスやじゃんぱらといった中古スマホ店でも中古や未使用のAQUOSが端末のみで購入できます。
価格も安いのでぜひ探してみてください。
ただし、購入前には必ずahamoで使えるかを確認しましょう。
ドコモで販売されたAQUOSか、ahamo公式サイトの動作確認端末一覧ページに記載がある端末なら使えます。
ただし、記載のある端末でも5Gの一部の周波数に非対応の場合があるので注意してください。
よくわからない場合は「ドコモ版かSIMフリー版で、5Gに対応している端末」を選べば安心です。
【注意】使用は自己責任で
本記事ではahamo公式サイトの動作確認端末に記載のないAQUOSについても解説します。
しかし、本記事内で使えると書いた端末についても、全機種を自身で確認したわけではありません。
間違いなく使えると思われますが、使用は自己責任でお願いします。
不安な人は、ahamo公式サイトやドコモオンラインショップで端末を買いましょう。
また、他で買う場合も、よくわからない人は「ドコモ版かSIMフリー版で、5Gに対応している端末」を選べば安心です。
SIMロック解除が必要な場合
AQUOSのスマホのうち、SIMフリー版はSIMロック解除不要で使えます。
格安SIMで販売されているAQUOSや、家電量販店で買えるAQUOSはSIMフリー版です。
また、キャリアで販売された端末でも以下の日付以降に販売された機種はすべてSIMフリーです。
- ドコモ:2021年8月27日
- au/UQモバイル:2021年10月1日
- SoftBank/Ymobile:2021年5月12日
一方、au、UQモバイル、ソフトバンク、ワイモバイルで上記の日付以前に購入したAQUOSをahamoで使う場合、端末のSIMロック解除が必要です。
ドコモ/au/ソフトバンクのAQUOSのSIMロックは店舗とオンラインで解除できます。
オンラインでも簡単に解除できるので、できるだけオンラインで手続しましょう。
使える/使えないAQUOS
この章では人気のAQUOSスマホが使えるかを解説します。
ただし、必ずahamo公式サイトの動作確認端末一覧ページの記載に従ってください。
記載のない端末を使う場合は自己責任でお願いします。
AQUOS sense8
AQUOS sense8は公開市場版(SIMフリー版)、ドコモ版、楽天モバイル版、au版、UQモバイル版、J:COM MOBILE版が発売されました。
au版/UQモバイル版/J:COM MOBILE版は同じ仕様です。
記事執筆時点で、ahamoではドコモ版のみが動作確認されています。
<AQUOS sense8の動作確認>
販売元 | 型番 | 動作確認 |
---|---|---|
公開市場版 | SH-M26 | ― |
ドコモ | SH-54D | 〇 |
au | SHG11 | ― |
UQモバイル | SHG11 | ― |
楽天モバイル | SH-M26 | ― |
au/UQモバイル/楽天モバイル版/SIMフリー版(公開市場版)のAQUOS sense8は動作確認されていませんが、仕様や対応バンドはドコモ版と同じなので、ahamoでも使えるでしょう。
AQUOS sense8はどこで買ったものもSIMロックはかかっておらず、ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルの全キャリアの主要な4G/5Gバンドを網羅しています。
仕様上の違いもないので、これから端末を買う場合はどれを買ってもよいでしょう。
自分ならドコモ版かSIMフリー版のAQUOS sense8を買うと思います。
AQUOS sense7/7 Plus
AQUOS sense7はドコモ/au/UQモバイルとSIMフリー版(公開市場版)が発売されました。
また、ソフトバンクではAQUOS sense7 plusが発売されました。
ahamo公式サイトではドコモ版のみが動作確認されています。
型番 | 動作確認 | |
---|---|---|
ドコモ | SH-53C | 〇 |
au・UQモバイル | SHG10 | ― |
楽天モバイル | SH-M24 | ― |
SIMフリー版 | SH-M24 | ― |
ソフトバンク (7 plus) |
A208SH | ― |
ドコモ版以外は動作確認されていませんが、どれもahamoの4G/5Gバンドを網羅しており、他社のドコモ回線では動作確認されているので、問題なく使えます。
AQUOS sense7とAQUOS sense7 plusはどこで購入してもSIMロックはかかっていませんので、SIMを差し替えてAPN設定すれば使えます。
eSIMにも対応しています。
ただ、ドコモ版かSIMフリー版(公開市場版)のAQUOS sense7を使うのがおすすめです。
本体のみの購入はこちらからどうぞ。
AQUOS R8/R8 pro
AQUOS R8はSIMフリー版とドコモ版が発売されました。
また、AQUOS R8 proはSIMフリー版とドコモ、ソフトバンク版が発売されました。
<AQUOS R8の動作確認状況>
販売元 | 動作確認 | |
---|---|---|
R8 | SIMフリー版 | ― |
ドコモ | 〇 | |
R8 pro |
SIMフリー版 | ― |
ドコモ | 〇 | |
ソフトバンク | ― |
ドコモ版のAQUOS R8/R8 proは動作確認されており、問題なく使えます。
動作確認はされていませんが、間違いなくSIMフリー版とソフトバンク版のAQUOS R8/R8 proも使えます。
SIMフリー版もソフトバンク版も大手4キャリアのバンドを網羅しており、他のドコモ回線のキャリアでは動作確認されています。
AQUOS R8/R8 proはどれを買ってもahamoで使えるでしょう。
ただ、気になる人はドコモ版かSIMフリー版(公開市場版)のAQUOS R8/R8 proを使うのがおすすめです。
端末の購入はこちらからどうぞ。
AQUOS R7
AQUOS R7はドコモ/ソフトバンクで発売されました。
動作確認されているのはやはりドコモ版のみです。
- ドコモ版(AQUOS R7 SH-52C)
→動作確認済み - ソフトバンク版(AQUOS R7 A202SH)
→動作未確認
ソフトバンク版もahamoの主要な4G/5Gバンドに対応しています。
全ての5Gバンドを網羅しているわけではありませんが、n78/n79の両方に対応しているので、あまり気にする必要はないでしょう。
ドコモ版もソフトバンク版もSIMロックはかかっていないため、SIMを入れてAPN設定すれば使えますし、eSIMも使用可能です。
ただ、基本的にはドコモ版を使うのがおすすめです。
AQUOS wish3
AQUOS wish3はSIMフリー版(SH-M25)に加え、ドコモ版(SH-53D)、ソフトバンク版(A303SH)、ワイモバイル版(A302SH)、楽天モバイル版(SH-M25)があります。
ahamo公式サイトで動作確認されているのはドコモ版のみです。
型番 | 動作確認 | |
---|---|---|
SIMフリー版 | SH-M25 | ― |
ドコモ | SH-53D | 〇 |
ソフトバンク | A303SH | ― |
楽天モバイル | A302SH | ― |
ワイモバイル | SH-M25 | ― |
ドコモ版のAQUOS wish3は動作確認されており、安心して使えます。
SIMフリー版、ソフトバンク版、楽天モバイル版、ワイモバイル版は動作確認されていませんが、ドコモ版と基本的な仕様は同じなので問題なく使えます。
どの機種も大手4キャリアの主要な4G/5Gバンドを網羅しており、全てSIMロックもかかっていないので、SIMを差し替えてAPN設定すれば使えるようになります。
ドコモ版以外は全ての5Gバンドを網羅しているわけではありませんが、n78/n79の両方に対応しているので、あまり気にする必要はないでしょう。
ただし、指紋認証を使う人は注意が必要です。
AQUOS wish3で指紋認証と顔認証の両方に対応しているのはドコモ版のみで、他は顔認証のみです。
指紋認証が使いたい人はドコモ版を選ぶのがおすすめです。
AQUOS wish2
AQUOS wish2はワイモバイル/ドコモ/au/UQモバイルで発売されました。
au版とUQモバイル版は同じ仕様です。
このうち、ahamoで動作確認されているのはドコモ版のみです。
ただし、ワイモバイル版、au版、UQモバイル版は動作確認されていません。
ただし、どの機種も大手4キャリアの主要な4G/5Gバンドを網羅しており、全てSIMロックもかかっていないので、SIMを差し替えてAPN設定すれば使えるでしょう。
AQUOSに自分で機種変更する手順
ahamo契約者はahamo公式サイトやドコモオンラインショップで販売中のAQUOSにも機種変更もできますが、ドコモの販売価格は高めなので、自分で端末を用意してSIMを差し替えるのがおすすめです。
手順は主に以下の4つです。
- AQUOS本体を用意
- ahamoのSIMを差し替え
- 端末初期設定/データ移行
- APN設定
AQUOS本体を用意
まずは使いたいAQUOSの本体を用意しましょう。
AQUOSの本体はAmazon/楽天市場で購入できますし、家電量販店でも買えます。
ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルなどで購入したAQUOSの一部も使えますし、楽天市場やイオシスなどで中古のAQUOSを買うのもおすすめです。
ただし、機種変更する前に必ずahamo公式サイトの動作確認端末一覧ページで使えるか確認しましょう。
AQUOSは比較的どのキャリアでも使える場合が多いのですが、場合によっては使えない機種や、一部のバンドに対応していないAQUOSもあります。
ドコモで販売されたAQUOSと、SIMフリー版(公開市場版)のAQUOSは問題なくahamoで使えます。
よくわからない人は「ドコモ版またはSIMフリー版(公開市場版)で、5Gに対応したAQUOS」を選べば間違いないでしょう。
スマホ本体にSIMを差し替え
AQUOS本体が準備できたら、現在使っているスマホからSIMカードを抜き、新しいAQUOSにSIMを差し替えます。
AQUOSはSIMスロットが手で開けられるので、SIMカードをセットしてスロットを元に戻してください。
ahamoのSIMは1種類のみなので、他機種で使っていたSIMもAQUOSで使えます。
eSIMの人はマイページから再発行手続きをしてください。
スマホの初期設定・データ移行
SIMを差し替えてAQUOS本体の電源をONにすると、初期設定が開始します。
その中でデータ移行も可能です。
クイックスイッチアダプターを用いてケーブルで新旧の端末をつないだり、Wi-Fi経由でデータを移行できます。
ただし、全てのアプリが移行されるわけではないので、データ移行完了後に元の端末と見比べて確認しましょう。
画像や動画などのデータは移行されますが、アプリは移行されないものも多いです。
また、アプリの再ログインが必要な場合もあります。
LINEのトーク履歴の移行はこちらのページをご確認ください。
機種変更時のAPN設定
AQUOS本体にahamoのSIMカードを差し替えて電源をONにすると、ほとんどの機種では自動でAPN設定が完了し、すぐに音声通話やデータ通信ができるようになります。
ahamoのAPNはドコモと同じで、「spmode.ne.jp」です。
もしAPNが自動設定されない場合は以下の項目を手動で入力してください。
<AndroidスマホのAPN設定項目>
設定項目 | |
---|---|
名前 | ahamo(任意) |
APN | spmode.ne.jp |
認証タイプ | 「未設定」 or「なし」 |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
通常はSIMを入れるとすぐに画面右上の表示が4Gか5Gになるはずです。
ならない場合はAPN項目を手動入力してください。
その後、一度機内モードをONにし、再度OFFにしてしばらく待ってみてください。
無事4G/5G表示になった後はWi-FiをOFFにして、以下3点を確認してください。
- WEBサイトが開くか
- 通話ができるか
- SMSの送受信が可能か
問題なければ機種変更は完了です。
AQUOS本体の購入はこちら
以上、ahamoで持ち込みのAQUOSに自分で機種変更する手順の解説でした。
これからAQUOS本体を買う方はこちらで端末のみを購入できます。
ぜひ探してみてください。
AQUOSは多くの機種がahamoでも使えますが、必ず動作確認端末一覧ページを確認してから使いましょう。
これからahamoのSIMを契約する人はahamo公式サイトでどうぞ!
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