本記事ではahamoで使えるXperiaと、自分で機種変更する手順を解説します。
ahamoではXperiaをはじめとした端末を販売しておらずドコモオンラインショップで買う必要がありますが、自分で用意したXperiaを使うこともできます。
ただし注意点も多いので本記事をよく読んで使用してください。
ahamoで使えるXperia
動作確認済みのXperia
ahamo公式サイトの動作確認端末一覧ページには、ahamoで使えるXperiaが記載されています。
現在、自身が使いたいXperiaが動作確認されているかは下記で確認してください。
ドコモのXperia以外に、au/ソフトバンク/楽天モバイル/ワイモバイル/UQモバイルのXperiaも動作確認されています。
動作確認済みでも使えない機種
ただし、動作確認されている端末でも注意が必要です。
動作確認されている機種でもahamoが使う一部のバンド(周波数)に対応していない機種が多いため、対応バンドの確認が必要です。
ahamoで使うには、以下の少なくとも以下のバンドへの対応は必須です。
特に4G/LTEのB19と、5Gのn79に非対応の機種が多いので確認しましょう。
- 4G/LTE:B1/B3/B19
- 5G:n78/n79
まず、ahamoの動作確認端末一覧ページで「※4」がついた端末は一部の5Gのバンド(ほぼn79)に非対応なので、使わない方がよいでしょう。
また、※4がついていない機種でも、4GのプラチナバンドであるB19に非対応の機種もあります。
これは動作確認端末一覧を見ただけではわからないので、自分で調べなくてはいけません。
- 対応周波数一覧 | au
- 対応周波数一覧 | SoftBank(PDF)
- 対応周波数一覧 | Ymobile(PDF)
- 対応周波数一覧 | UQmobile(PDF)
よくわからない人はドコモ版の5Gに対応したXperiaを使うのがおすすめです。
ahamoはドコモの料金プランの1つでドコモと同じ回線を使っているため、ドコモ版の5G対応のXperiaなら、ahamoでも安心して使えます。
逆に、auやUQモバイルで買ったXperiaはUQモバイルやpovo2.0で、ソフトバンクやワイモバイルで買ったXperiaはワイモバイルかLINEMOで使いましょう。
ahamoで使えるXperia
Xperia 10 Vは使える?
Xperia 10 Vはドコモ版、au版、UQモバイル版、ソフトバンク版、楽天モバイル版とSIMフリー版(公開市場版)が発売されました。
au版とUQモバイル版は同じものです。
各端末の使用可否は以下のとおりです。
- ドコモ版:〇
- au版/UQ版:×
- ソフトバンク版:×
- 楽天モバイル版:〇
- SIMフリー版:〇
上記のうち、ahamoの4G/5Gバンドを網羅しているのはSIMフリー版、ドコモ版、楽天モバイル版のみです。
au版、UQモバイル版とソフトバンク版は5Gバンドのn79に非対応なので、ahamoで使う場合はSIMフリー版、ドコモ版か楽天モバイル版を選びましょう。
どれもSIMロックはかかっていないので、SIMを差し替えてAPN設定すればすぐに使えます。
端末の購入はこちらからどうぞ。
Xperia 10 IVは使える?
Xperia 10 IVはドコモ・au・UQモバイル・ソフトバンク・楽天モバイルとSIMフリー版(公開市場版)が発売されました。
それぞれの使用可否は以下のとおりです。
Xperia 10 IVのうち、ahamoの4G/5Gバンドを網羅しているのはドコモ版、楽天モバイル版とSIMフリー版(公開市場版)のみです。
au版、UQモバイル版とソフトバンク版はドコモ回線が使う5Gのn79に非対応なので、使えないことはないですがオススメはしません。
Xperia 10 IVの本体はこちらで購入できます。
ahamoをメイン回線として使うならドコモ版、SIMフリー版、楽天モバイル版を買いましょう。
Xperia 1 Vは使える?
Xperia 1 Vはドコモ、au、ソフトバンクとSIMフリー版(公開市場版)が発売されました。
ahamoでの使用可否は以下のとおりです。
- ドコモ版:〇
- au版:×
- ソフトバンク版:×
- SIMフリー版:〇
このうち、ahamoの4G/5Gバンドを網羅しているのはドコモ版とSIMフリー版(公開市場版)のみです。
au版とソフトバンク版は5Gのn79に非対応なので、ahamoをメインで使う場合にはドコモ版かSIMフリー版を選びましょう。
いずれの機種もSIMロックはかかっていないので、SIMを差し替えてAPN設定すればすぐに使えます。
端末のみの購入はこちらからどうぞ。
Xperia 1 IVは使える?
Xperia 1 IVはドコモ版(SO-51C)、au(SOG06)、ソフトバンク版(A201SO)、SIMフリー版(XQ-CT44)が発売されました。
ahamoでの使用可否は以下のとおりです。
- ドコモ版(SO-51C):〇
- au版(SOG06):×
- ソフトバンク版(A201SO):×
- SIMフリー版:〇
このうち、ahamoの4G/5Gバンドを網羅しているのはドコモ版とSIMフリー版(公開市場版)のみです。
au版とソフトバンク版は5Gのn79に非対応なので、メインで使うのはおすすめしません。
Xperia 1 Ⅳの本体はこちらで購入できます。
Xperia 5 Vは使える?
Xperia 5 Vはドコモ、au、楽天モバイルとSIMフリー版(公開市場版)が発売されました。
ahamoでの使用可否は以下のとおりです。
- ドコモ版(SO-53D):〇
- au版(SOG12):×
- 楽天モバイル版:〇
- SIMフリー版:〇
ドコモ版、楽天モバイル版、SIMフリー版はahamoの主要な4G/5Gバンドを網羅しており、問題なく使えます
どれもSIMロックはかかっていないので、SIMを差し替えてAPN設定すればすぐに使えます。
唯一、au版のXperia 5 Vは5Gのn79に非対応なので、メインで使うのはおすすめしません。
端末のみの購入はこちらからどうぞ。
Xperia 5 IVは使える?
Xperia 5 Ⅳはドコモ版(SO-54C)、au(SOG09)、ソフトバンク版(A204SO)、楽天モバイル版(XQ-CQ44)とSIMフリー版(公開市場版)が発売されました。
ahamoでの使用可否は以下のとおりです。
- ドコモ版(SO-54C):〇
- au版(SOG09):×
- SoftBank版(A204SO):×
- 楽天モバイル版:〇
- SIMフリー版:〇
このうち、ahamoの4G/5Gバンドを網羅しているのはドコモ版、楽天モバイル版、SIMフリー版のみです。
au版、SoftBank版は5Gのn79に非対応なので、ahamoをメインとして使うのはおすすめしません。
Xperia 5 Ⅳの本体のみはこちらで購入できます。
Xperia Ace IIIは使える?
Xperia Ace IIIはドコモ版(SO-53C)、au版(SOG08)、UQモバイル版、ワイモバイル版(A203SO)が発売されました。
au版とUQモバイル版は同じものです。
ahamoでの使用可否は以下のとおりです。
- UQ版(SOG08):×
- au版(SOG08):×
- ドコモ版(SO-53C):〇
- ワイモバイル版(A203SO):×
このうち、ahamoの4G/5Gバンドを網羅しているのはドコモ版のみです。
au版、UQモバイル版、ワイモバイル版は5Gのn79だけでなく、4Gの主要なバンドにも非対応なので、ahamoで使うのはおすすめしません。
Xperia Ace IIIはドコモ版を使いましょう。
Xperia Ace III本体はこちらで購入できます。
持ち込みのXperiaに自分で機種変更
他社で購入したXperiaをahamoで使う手順は、主に以下のとおりです。
- 端末が使えるか確認
- Xperia本体を用意
- SIMを差し替え
- 端末初期設定/データ移行
- APN設定
Xperiaが使えるか確認
ドコモ以外で買ったXperiaに自分で機種変更する場合は、必ずahamoで使えるか確認しましょう。
まずは動作確認端末一覧ページを確認してください。
また、動作確認端末一覧ページに記載があっても、実際には使えない端末もあります。
本記事冒頭の記載内容をよく読み、使えるか確認してください。
Xperia本体を自分で用意
動作確認端末一覧ページで使えることが確認出来たら、端末を用意しましょう。
これから端末を買う場合は、Amazon、楽天市場や中古スマホ店(イオシスなど)で端末のみが購入できます。
端末は必ずSIMフリーまたはSIMロック解除済みの端末を買いましょう。
よくわからない人は5Gに対応したドコモ版のXperiaを買えば安全です。
XperiaにSIMを差し替え
Xperia本体が用意できたら、現在の端末からSIMカードを抜き、新しい端末に差し替えてください。
Xperiaは手でSIMスロットを開き、SIMカードをセットします。
eSIMの人はahamoアプリ/お手続きサイトから無料で移行手続きをしてください。
端末初期設定・データ移行
新しいXperiaにSIMを差し替えて電源をONにすると、端末の初期セットアップが開始します。
その中でデータ移行も可能です。
iPhone/AndroidからXperiaへのデータ移行は初期設定画面の指示に従えば簡単に移行できます。
ケーブルをつなげば高速で移行できますし、ワイヤレスでも移行できます。
ただし、全てのアプリが移行されるわけではないので、データ移行完了後に元の端末と見比べて確認しましょう。
また、アプリの再ログインが必要な場合もあります。
LINEのトーク履歴の移行はこちらのページをご確認ください。
APN設定
Xperia本体にahamoのSIMを差し替えて初期設定/データ移行ができたら、APN設定が必要な場合があります。
APN設定とは、Xperiaをahamoのネットワーク回線に接続するための設定です。
Xperia本体にahamoのSIMカードを差し替えて電源をONにすると、ほとんどの機種では自動でAPN設定が完了し、すぐに音声通話やデータ通信ができるようになります。
ahamoのAPNはドコモと同じで、「spmode.ne.jp」です。
もしAPNが自動設定されない場合は以下の項目を手動で入力してください。
<AndroidスマホのAPN設定項目>
設定項目 | |
---|---|
名前 | ahamo(任意) |
APN | spmode.ne.jp |
認証タイプ | 「未設定」 or「なし」 |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
通常はSIMを入れるとすぐに画面右上の表示が4Gか5Gになるはずです。
ならない場合は一度機内モードをON→OFFにするか、電源を再起動してしばらく待ってみてください。
それでも繋がらない場合はAPN項目を手動入力してください。
無事4G/5G表示になった後はWi-FiをOFFにして、以下3点を確認しましょう。
- WEBサイトが開くか
- 通話ができるか
- SMSの送受信が可能か
問題なければ機種変更は完了です。
Xperia本体の購入はこちら
以上、ahamoで持ち込みのエクスペリアに自分で機種変更する手順でした。
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