本記事ではahamoを海外で使う方法と注意点を解説します。
ahamoは追加料金なしで海外でデータ通信できるのが大きなメリットですが、いくつか注意点もあります。
場合によっては楽天モバイルの方がお得な場合もあるので注意してください。
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ahamoは海外でも無料で使える
海外で使える容量と料金
ahamoの通常料金は30GBに5分かけ放題がついて月額2,970円ですが、海外でも30GBまで追加料金なしでデータ通信ができます。
ahamoが海外でデータ通信できるのはオプションなどではなく料金プランのサービスの一部なので、申し込みは不要です。
30GB使い切った場合も最大1Mbpsの速度で通信できますし、日本国内と同様に1GBあたり550円でデータ容量を追加購入すれば高速通信ができます。
- 海外でも30GBまで使える
- 追加料金は不要
- 国内/海外合計で30GB使うと速度制限
- 容量追加(550円/1GB)で制限解除
ただし、80GBの容量を追加できる大盛りオプションは海外では利用できません。
大盛りオプションを契約している場合も海外で30GB使うと速度制限がかかります。
海外で110GBまで使えるようになるわけではないので注意してください。
例えば大盛りオプションを契約している場合、国内で10GB使った後に海外に行った場合、海外で30GB(あわせて40GB)使うと海外では速度制限がかかります。
また、大盛りオプションを契約している人が海外で30GB使った場合、容量追加による速度制限解除ができないので注意してください。
SIMもeSIMも海外で使える
ahamoは通常のSIMカードだけでなく、eSIMも選べます。
eSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータを書き込んで使うタイプのSIMです。
iPhoneはiPhone XS・XR以降の機種は通常のSIMカードとeSIMの両方が使えます。
Androidスマホも最近はeSIMに対応した機種が増えてきました。
海外旅行用にahamoを契約する人は、ahamoでeSIMを選べば、1台のスマホで普段使っているSIMとahamoを使い分けられます。
ahamoが使える国・地域
ahamoでは海外91の国と地域でデータ通信ができます。
日本人の渡航先の98%のエリアをカバーしているので、ほとんどはahamoで対応できるでしょう。
韓国、中国、台湾、アメリカ本土、ハワイ、グアム、タイ、べトナム、シンガポール、フィリピンなど、主要な渡航先はほぼ網羅しています。
一方、アフリカ、中東や南米では使えない国もあります。
渡航先で使えるかはこちらで確認してください。
海外旅行の時だけ使うのもあり
ahamoには最低利用期間や違約金はないので、海外旅行の時だけ使うこともできます。
普段ahamo以外の携帯キャリアを契約している人も、海外旅行の時だけahamoを追加契約して使いましょう。
ahamoでeSIMを選べば申し込んだ当日からすぐに通信できるようになりますし、通常のSIMカードでも契約から2~3日で届きます。
ただし、頻繁に海外に行く人は注意が必要です。
最低利用期間や違約金がないからといって短期解約を何度も繰り返していると、契約できなくなる可能性もあります。
その場合はirumoにプラン変更して回線を維持したり、同じく海外で使える楽天モバイルと交互に契約するなどの回避策も検討しましょう。
詳細はこちらの記事にまとめています。
海外で通信制限時の速度
国内と同様、海外でもデータ容量の30GB使い切ると、速度制限がかかります。
制限時の最大速度は国内と同じ最大1Mbpsです。
最大1Mbpsの速度があればSNSやWebサイトも「いつもより少しだけ遅いかな?」くらいで使えますし、YouTubeなどの動画も標準画質なら詰まらずに視聴できます。
速度制限がかかったことに気づかなかったという人もいるくらいなので、通信制限後もほとんどのことは問題なくできるでしょう。
また、容量を追加購入すれば速度制限を解除して高速通信に戻せます。
海外でもギガ追加購入で高速通信
前章のとおり、ahamoで海外で使える容量は30GBで、30GB使い切ると速度制限がかかります。
しかし、1GBあたり550円で容量を追加購入すれば速度制限を解除して高速通信に戻せます。
容量追加は何度でもできるので、(料金はかかるものの)海外でもデータ通信は際限なく使えます。
海外でテザリングも可能
ahamoは海外でもテザリングが無料です。
ahamoはテザリングはオプションではなく標準機能として使えるので、容量が残っている間は追加料金不要でテザリングができます。
PCやタブレットをつないだり、1人のスマホにahamoを入れてテザリングし、家族や友人のスマホではそのスマホ経由で通信することも可能です。
海外で高額請求を避ける方法
前章までのとおり、ahamoは海外でも追加料金なしで30GBまで通信できます。
30GB使い切ると速度制限はかかりますが、料金はかからないので高額請求の心配はありません。
ただし、以下の2点には注意してください。
まず、ahamoで国際電話をしてしまうと料金が加算されます。
国際電話の料金はかなり高いので、海外では緊急時以外は電話をしないようにしましょう。
ahamoの料金プランには5分かけ放題が含まれていますが、海外は5分かけ放題の対象外です。
また、他社のSIMとahamoを併用する場合、データ通信がahamoになっているか確認しましょう。
誤って別のSIMでデータ通信してしまうと、データ通信料金が加算される可能性があります。
基本的には海外でのデータ通信オプションに入らないとデータ通信ができない使用になっていますが、現地に着いたら必ずahamoで通信する設定になっているか確認しましょう。
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ahamoを海外で使う設定
iPhoneのローミング設定
iPhoneの場合、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」をONにします。
海外から戻ってきたらローミングをOFFに戻しておきましょう。
Androidのローミング設定
Androidスマホは機種によって手順が異なりますが、Google Pixel 6の場合、以下のとおりです。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→(ahamoのSIMを選択)→ローミングをONにします。
警告が出ますが、OKをタップすれば海外でのローミングの設定は完了です。
こちらも海外から戻ってきたらローミングをOFFに戻しておきましょう。
ローミングをONにするタイミング
ahamoのローミングをONにするのは現地の空港に着いてからがよいでしょう。
飛行機内にいる間は機内モードにしてWi-Fi以外のデータ通信をできないようにし、空港に着いたらローミングをONにしてデータ通信を開始しましょう。
また、帰国時も同様に飛行機内では機内モードをONにして余計なデータ通信をしないようにし、空港に着いたらローミングをOFFにするのがおすすめです。
ahamoが海外で繋がらない場合
ahamoが海外で繋がらない場合、大きく分けて3つの可能性があります。
- ahamoの通信設定ができていない
- ローミングがOFFになっている
- たまたま電波を拾っていない
そもそも、ahamoが使える端末で、通信設定がされた状態でないと海外でも使えません。
「端末のSIMロック解除がされていない」「端末がそもそもahamoで使えない」「通信設定ができていない」場合は、海外でローミングをONにしても使えません。
上記を避けるために、必ず国内にいる間にahamoでデータ通信ができるか確認しておきましょう。
国内で使えれば、(ahamoが使える国と地域ならば)海外でも間違いなく使えます。
事前にahamoの動作確認端末一覧を確認したうえで、日本にいる間にデータ通信できるかチェックしておきましょう。
日本でデータ通信できていたのに海外についたら通信できない場合、再度ローミングがONになっているか確認しましょう。
設定手順は前章で解説済みです。
国内でも使えていてローミングもONになっているのに、ahamoが使える国と地域で繋がらない場合、たまたま電波が弱くて繋がっていないだけの可能性が高いです。
「機内モードをONにし、5秒後にOFFにしてみる」「端末を再起動してみる」「しばらく待つ」「場所を移動してみる」などでほとんどの場合はつながるでしょう。
ahamoを海外で使う際の注意点
国内でデータ通信できるか確認を
ahamoを海外で使う場合、国内にいる間にデータ通信ができるか確認しておきましょう。
海外でahamoが繋がらない場合に、そもそものahamoの通信設定ができていないのか、それとも設定はできているけど電波を拾っていないだけなのかの切り分けができます。
国内でデータ通信ができていればahamoの設定は完了しているので、海外で繋がらない場合も心配は不要です。
機内モードをON→OFFにしたり、端末を再起動したり、少し場所を移動すればいずれ繋がるようになります。
ただし、国内でも繋がらない場合はそもそものahamoの通信設定ができていない可能性があります。
海外でイチから設定を始めるのは非常に面倒なので、国内にいる間に通信できるようにしておきましょう。
連続15日以上使えない
ahamoを海外で使う場合に最も注意が必要なのが、「連続15日以上使えない」という点です。
海外でデータ通信できるのは連続15日までとなっており、15日以上経過すると、30GB使っていなくても通信速度が最大128kbpsに制限されます。
128kbpsはかなり遅い速度で、LINEなどの文字の送受信以外はほとんど何もできません。
海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では通信速度が送受信最大128kbpsとなります。本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんので注意してください。
詳細:ahamo公式サイト
通信制限がかかるのは海外で連続15日以上使った場合なので、一度日本に戻ってきて、日本で少しでもデータ通信をすれば期間はリセットされます。
ただし、日本に戻らない場合は海外で国を変えても最大15日までです。
月をまたいでもこの15日の期間はリセットされません。
長期の海外旅行や海外出張などの場合、滞在期間が15日を超える場合はahamo以外の方法も検討しましょう。(次章で解説)
また、日本に帰国後に再び海外に行く際には、日本国内でローミングをOFFにしてデータ通信をするのを忘れないようにしてください。
電源OFFのままだと国内でデータ通信がされず、連続で海外にいたとみなされる可能性もあります。
- 海外で使えるのは連続15日まで
- 15日以降は最大128kbpsに制限
- 日本国内でデータ通信すればリセット
- 容量を追加しても高速通信不可
- 月をまたいでもリセットされない
- 滞在国が変わってもリセットされない
月またぎで15日以上使う場合
海外で月をまたいだ場合、海外で使える容量はリセットされます。
よって、月をまたいだら最大40GBまで使えることになります。
ただし、前章のとおり、ahamoが海外で使えるのは連続15日までです。
15日たつ前、15日たった後に月をまたいでもこの15日制限はリセットされず、速度が最大128kbpsに制限されたままです。
月内でも月またぎでも海外で使えるのは連続15日までで、国内で通信をするまではリセットされません。
また、15日以上経過した愛は、データ容量を追加購入しても高速通信はできません。
海外で15日以上使う方法
海外で15日以上滞在する場合、ahamoでは15日までしかデータ通信できません。
たとえば2~3週間の海外旅行や海外出張の場合は、楽天モバイルの併用も検討しましょう。
楽天モバイルも月2GBまで追加料金不要で海外でデータ通信ができます。
2GBを超えても1GBあたり500円で容量を追加できますし、ahamoのような期間の制限はありません。
よって、例えば20日間滞在する場合は「まずはahamoで15日間通信し、15日目~20日目は楽天モバイルに切り替えて通信する」のがおすすめです。
20日以上使う場合はahamoを複数回線契約してSIMを差し替える方法もありますが、個人的には滞在国で30日使える使い切りのSIMカードや、10GB使える使い切りのSIMカードを購入する方がお得でしょう。
海外で国際電話はできる?
ahamoは海外でも通話(発信・着信)ができますが、国内に比べて料金は非常に高いです。
また、5分かけ放題の対象にもならないので注意してください。
例えば中国の場合、中国国内に発信した場合の通話料金は1分あたり75円、日本への発信は1分あたり175円です。
国内通話は30秒あたり22円なので、かなり割高です。
また、着信時にも1分あたり145円の通話料金がかかります。
(例:中国に滞在中の場合)
通話先 | 1分あたりの 通話料金 |
|
---|---|---|
発信 | 中国国内 | 75円 |
日本 | 175円 | |
その他の国 | 265円 | |
着信 | ー | 145円 |
他の国も同様に高いです。
通話はできるだけしないようにするか、データ通信を用いた電話(LINEでんわなど)を利用しましょう。
海外で月をまたぐとどうなる?
海外滞在中に月をまたいだ場合、海外でのデータ通信量はリセットされます。
翌月1日からはあらたに30GBまで使えるようになるので安心です。
月をまたげば、海外では最大60GB使えるということですね。
ただし、前章で解説したようにahamoの海外での使用は連続15日の制限があるので注意してください。
この15日制限は月をまたいでもリセットされません。
海外は大盛りで+80GBにならない
ahamoは通常30GBに5分かけ放題がついて月額2970円ですが、大盛りオプションを追加すれば容量が80GBプラスされ、110GBと5分かけ放題がついて月額4950円になります。
ただし、ahamoで大盛りオプションを契約している人は、海外での使用時は注意が必要です。
大盛りオプションを契約している人も、海外で月に使えるデータ容量は30GBのままです。
110GBまで使えるようにはならず、30GB使い切ると通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
また、大盛りオプションを契約していない人は、海外で30GB使い切った後でも1GBあたり550円で容量を追加購入すれば速度制限を解除できます。
しかし、大盛りオプションを契約していると、容量を追加しても速度制限は解除ができないので注意してください。
ahamoは海外で速度制限後も最大1Mbpsで通信できるのでほとんどの人は追加無しでも問題ないと思いますが、テザリングしたり大事な用で使う場合には大盛りオプションを外してから海外に行きましょう。
海外で強制停止になる場合
海外での通話料金とSMSの月間利用額が5万円を超過した場合、当月末までデータ通信ができなくなります。
特に海外での電話は着信の場合でも非常に高いので、国際電話とSMSの使い過ぎには注意してください。
万が一5万円を超えてしまうと、データ速度が制限されるのではなく全くできなくなります。
追加課金して制限を解除することもできません。
なお、データ容量の追加はいくら購入しても制限はかかりません。
ahamoの契約はこちら
以上、ahamoを海外で使う設定と注意点の解説でした。
ahamoは海外でも追加料金不要で使えるのが大きなメリットです。
最低利用期間もないので、海外旅行の時だけ契約することもできます。
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