本記事では、ahamoの4Gデータ通信の速度を毎月測定した結果を記載します。
格安SIMは通信速度が遅いのではないかと不安に思う人も多いですが、ahamoは格安SIMでトップクラスの速い速度が出ています。
回線が混雑する昼でも快適ですし、5Gに繋がればさらに速いので、速度にこだわる人におすすめです。
ただし、シムラボの測定でもまれに「パケ詰まり」とみられる現象がみられます。
ここ数カ月は快適ですが、過去の測定ではahamoだけでなくドコモ回線全体がひどい速度になったこともあります。
ahamoが繋がりにくい、遅くなった場合の対策も解説します。
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ahamoの通信速度計測結果
本章ではahamoの4G通信の平日の通信速度を計測した結果を記載しています。
測定方法 | |
---|---|
計測アプリ | ドコモスピードテスト |
計測端末 | AQUOS wish2 |
計測場所 | 福岡市内 |
※計測ができなかった場合や明らかに異常値と思われる場合には空欄にしています
平日朝の速度
まずは平日の朝方の速度です。
この時間は通勤ラッシュと重なる8:30頃に最も回線が混雑する傾向にありますが、ahamoはどうでしょうか。
<2024年10月>
07:00 | 08:30 | 10:00 | |
---|---|---|---|
10/1(火) | 21.19 | 16.99 | 12.48 |
10/2(水) | 37.94 | 22.85 | 25.19 |
10/3(木) | 24.44 | 25.63 | 19.17 |
10/4(金) | 31.80 | 22.28 | 23.16 |
平均 | 28.84 | 21.94 | 20.00 |
ahamoの朝の速度は快適です。
常時20Mbps前後、最も遅い日でも12Mbps以上出ています。
超高速とは言えませんが、スマホの通信速度は3Mbpsもあれば何でもできるので十分な速度です。
シムラボの測定は4Gのみですが、5Gに繋がればさらに速くなるでしょう。
朝の通勤時間帯で回線が混雑する8:30も十分速いです。
ただし、2024年6月/7月は朝から一日中不安定でした。
最近は常時快適ですが、エリアや環境によっては同様の速度低下が今後も発生する可能性はあるので注意が必要です。
過去の速度測定結果
<2024年9月>
07:00 | 08:30 | 10:00 | |
---|---|---|---|
9/2(月) | 20.69 | 13.36 | 18.96 |
9/3(火) | 21.19 | 24.60 | 20.41 |
9/4(水) | 21.44 | 28.69 | 20.58 |
9/5(木) | 16.26 | 22.73 | 15.24 |
9/6(金) | 16.03 | 20.85 | 17.49 |
平均 | 19.12 | 22.05 | 18.54 |
<2024年8月>
07:00 | 08:30 | 10:00 | |
---|---|---|---|
8/5(月) | 26.80 | 17.88 | 22.34 |
8/6(火) | 24.70 | 24.14 | 20.99 |
8/7(水) | 23.59 | 22.67 | 21.00 |
8/8(木) | 21.78 | 18.95 | 14.68 |
8/9(金) | 20.78 | 24.38 | 17.09 |
平均 | 23.53 | 21.60 | 19.22 |
平日昼の速度
最も回線が混雑する平日のお昼の時間帯の計測結果は以下のとおりです。
<2024年10月>
11:30 | 12:00 | 12:30 | 13:00 | 13:30 | |
---|---|---|---|---|---|
10/1(火) | 16.37 | 14.15 | 34.44 | 33.09 | 24.78 |
10/2(水) | 19.96 | 22.80 | 27.73 | 28.84 | 21.57 |
10/3(木) | 19.40 | 17.75 | 37.66 | 29.49 | 18.68 |
10/4(金) | 24.64 | 26.46 | 41.80 | 30.47 | 13.87 |
平均 | 20.09 | 20.29 | 35.41 | 30.47 | 19.73 |
ahamoの昼の速度は十分快適です。
最も回線が混雑する昼12:30でも平均35Mbps以上出ており、最も遅い日でも27Mbps以上です。
スマホの通信速度は3Mbpsもあれば何でもできるので、昼でも気にせず快適に使えるでしょう。
12:30以外の時間ももちろん快適です。
都心部や繁華街は注意かも
ただし、都心部で使う場合は注意が必要です。
ahamoを含むドコモ回線は、新宿、渋谷やその他の都心部では繋がりにくいといった口コミがあります。
これはデータ通信をする人が多い場所(繁華街、オフィス街や駅の近くなど)で、建物内や地下でも繋がりやすいプラチナバンドに通信が集中することなどにより発生しています。
昼休みになって地下や建物内でみんなが一斉に通信するため、特定のバンドが混雑し、データが流れにくくなる現象です。
この問題についてドコモはすでに解消したと発表しましたが、実際はまだまだ起きうるでしょう。
シムラボの測定では、ここ最近は快適ですが、2024年6月/7月はかなり遅くなりました。
エリアや環境により発生状況は異なりますが、どうしても我慢できない人は「5G端末に機種変更する」「他社に乗り換える」「他社SIMを併用する」などの対策を取りましょう。
パケつまりが起こるのは4Gのプラチナバンドが中心なので、現在4G端末を使っている人は5G端末に機種変更すれば解消する可能性もあります。
iPhoneならiPhone12以降とiPhone SE 第3世代以降が5Gに対応しています。
また、他社に乗り換えるなら速度が一日中速いLINEMO・ワイモバイル・UQモバイルがおすすめです。
また、povo2.0は基本料金が無料でデータを使いたい時だけ追加購入するしくみなので、ahamoとpovo2.0を併用し、どうしてもahamoが繋がらない時だけpovo2.0に切り替えて通信するのもよいでしょう。
なお、ahamoで速度低下に悩んでいる人がドコモ回線の他社(ドコモ、irumoやドコモ回線を使った格安SIM)に乗り換えても結果は変わりません。
ソフトバンク回線、au回線、楽天モバイルを契約中の人に通信状況を聞き、繋がりやすい回線に乗り換えましょう。
最近は特にソフトバンク回線の評判がよいので、LINEMOなどがおすすめです。
過去の速度測定結果
<2024年9月>
11:30 | 12:00 | 12:30 | 13:00 | 13:30 | |
---|---|---|---|---|---|
9/2(月) | 19.72 | 15.34 | 17.20 | 11.47 | 14.94 |
9/3(火) | 17.43 | 20.19 | 22.57 | 24.06 | 20.46 |
9/4(水) | 21.87 | 17.84 | 31.78 | 18.78 | 21.69 |
9/5(木) | 18.11 | 19.30 | 33.78 | 22.75 | 20.90 |
9/6(金) | 18.46 | 20.17 | 31.14 | 17.79 | 18.30 |
平均 | 19.12 | 18.57 | 27.29 | 18.97 | 19.26 |
<2024年8月>
11:30 | 12:00 | 12:30 | 13:00 | 13:30 | |
---|---|---|---|---|---|
8/5(月) | 26.45 | 18.92 | 28.75 | 19.76 | 21.51 |
8/6(火) | 20.19 | 19.00 | 31.02 | 15.98 | 17.97 |
8/7(水) | 20.69 | 17.84 | 22.64 | 22.25 | 18.00 |
8/8(木) | 19.84 | 20.38 | 34.79 | 25.33 | 17.51 |
8/9(金) | 20.91 | 17.49 | 41.21 | 18.88 | 18.82 |
平均 | 21.62 | 18.73 | 31.68 | 20.44 | 18.76 |
平日夕方の速度
続いては平日の昼すぎから夕方の速度です。
<2024年10月>
15:00 | 16:00 | 17:00 | |
---|---|---|---|
10/1(火) | 22.73 | 29.54 | 26.40 |
10/2(水) | 15.86 | 19.61 | 15.29 |
10/3(木) | 23.67 | 22.24 | 17.20 |
10/4(金) | 16.08 | 20.19 | 16.28 |
平均 | 19.59 | 22.90 | 18.79 |
ahamoはこの時間も安定して速いです。
全体的な速度は超高速とは言えませんが、それでも常時15Mbps以上出ていて全く問題ありません。
帰宅ラッシュが始まる17時でも速いので、この時間は全く問題ないでしょう。
6月/7月はこの時間も不安定になっていましたが、8月以降は快適です。
おそらく現在の速度が実態に近いと思います。
過去の速度測定結果
<2024年9月>
15:00 | 16:00 | 17:00 | |
---|---|---|---|
9/2(月) | 16.26 | 17.56 | 21.65 |
9/3(火) | 22.72 | 22.70 | 20.48 |
9/4(水) | 17.08 | 17.76 | 24.31 |
9/5(木) | 20.03 | 24.02 | 17.93 |
9/6(金) | 17.37 | 21.44 | 18.17 |
平均 | 18.69 | 20.70 | 20.51 |
<2024年8月>
15:00 | 16:00 | 17:00 | |
---|---|---|---|
8/5(月) | 19.01 | 21.62 | 20.81 |
8/6(火) | 16.79 | 20.49 | 18.53 |
8/7(水) | 17.39 | 16.63 | 13.35 |
8/8(木) | 17.87 | 16.45 | 18.18 |
8/9(金) | 19.98 | 15.05 | 29.99 |
平均 | 18.21 | 18.05 | 20.17 |
平日夜の速度
最後は平日の夜です。
<2024年10月>
18:00 | 20:00 | 22:00 | 24:00 | |
---|---|---|---|---|
10/1(火) | 30.51 | 18.43 | 19.50 | 28.37 |
10/2(水) | 36.63 | 16.27 | 16.16 | 20.30 |
10/3(木) | 29.27 | 25.63 | 21.09 | 17.63 |
10/4(金) | 27.63 | 17.80 | 11.68 | 21.26 |
平均 | 31.01 | 19.53 | 17.11 | 21.89 |
この時間帯も引き続き安定して速いです。
この時間で最も回線が混雑する18:00は平均31Mbps以上出ており、全く遅くなっていません。
もちろん20:00以降も快適です。
ahamoは昼でも速いので、この時間含め基本的には1日中快適に使えるでしょう。
ただし、2024年6月/7月の速度は遅く不安定でした。
8月以降は回復しましたが、都心部で使う場合はエリアや環境によって速度が低下する可能性があるので注意しておいてください。
過去の速度測定結果
<2024年9月>
18:00 | 20:00 | 22:00 | 24:00 | |
---|---|---|---|---|
9/2(月) | 17.97 | 16.25 | 21.49 | 21.42 |
9/3(火) | 27.46 | 20.96 | 21.13 | 22.88 |
9/4(水) | 31.43 | 18.16 | 14.73 | 17.33 |
9/5(木) | 29.58 | 18.47 | 17.95 | 14.80 |
9/6(金) | 24.57 | 17.70 | 14.84 | 9.68 |
平均 | 26.20 | 18.31 | 18.03 | 17.22 |
<2024年8月>
18:00 | 20:00 | 22:00 | 24:00 | |
---|---|---|---|---|
8/5(月) | 19.47 | 19.83 | 21.56 | 15.31 |
8/6(火) | 24.37 | 16.20 | 18.25 | 17.31 |
8/7(水) | 21.39 | 17.80 | 14.75 | 13.43 |
8/8(木) | 30.51 | 17.92 | 20.97 | 16.85 |
8/9(金) | 36.62 | 24.17 | 19.10 | 16.54 |
平均 | 26.47 | 19.18 | 18.93 | 15.89 |
ahamoの速度の評価
全体を振り返ると、ahamoは2024年6月/7月に遅く不安定になりましたが、8月は回復し、9月/10月も快適でした。
おそらく現在の速度がahamoの実力に近いでしょう。
ahamoはデータ通信が集中する12:30や18:00でも速いので、一日中快適に使えるでしょう。
この測定は4Gのみですが、5Gエリアならもっと速くなることも多いはずです。
ただし、2024年6月/7月はかなり遅くなりました。
これはMVNOのような回線の混雑による速度低下ではなく、いわゆる「パケ詰まり」でしょう。
6月/7月はahamoだけでなく、他のドコモ回線の格安SIMも軒並み不安定な状況でした。(いずれも8月には回復)
このような速度低下が起きるのは都心部のオフィス街や繁華街などの人口集中エリアが中心です。
特に地下や建物の中で速度が遅くなりやすいので、速度が遅くなった場合は場所を変える、一度機内モードをON→OFFにするなどを試してみましょう。
速度低下が続く場合は5G端末に機種変更したり、他社への乗り換えも検討が必要です。
シムラボの速度は4Gのみですが、最近はドコモでも5Gエリアが広がってきているので、5Gに接続できれば速くなるかもしれません。
なお、人口集中エリア以外では快適に使えるはずです。
ahamoは30GBに5分かけ放題がついて月2,970円ですし、ahamo大盛りオプションをつけると110GBと5分かけ放題で月4,950円と安いです。
10GB以上110GB未満の人は、ドコモ回線ではahamoが最もおすすめですね。
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ahamoの通信速度の評価
速度はドコモと同等に速い
これまで測定したahamoの4Gの速度をみると、どの時間帯も30~60Mbps近い速度が出ることがおおいです。
スマホの通信速度は3Mbpsもあればほとんど何でもできるので、ahamoは十分すぎる速さです。
もちろん5Gエリア×5G端末なら5G通信も可能なので、さらに速くなることも多いでしょう。
通信速度は地域や端末によって異なりますが、ahamoはドコモと同じ回線を使っているので安心さです。
ドコモやau・ソフトバンクともほとんど同じレベルの速度が出ています。
LINEMO・povo2.0やワイモバイル・UQモバイルなどと並んで、大手3キャリアのメインプラン以外ではトップクラスの速度です。
昼に遅い/昼休みに繋がらない?
通常は昼でも速い
ahamoは昼も速いのが特徴です。
会社勤務の人が昼休みに入り一気に通信し回線が混雑するため、他の格安SIM(特にMVNO)では昼12時~13時に速度が急激に遅くなります。
1Mbps以下になり、通信制限がかかったような速度になる格安SIMも多いです。
しかし、ahamoは昼12時~13時も全く速度が落ちません。
本記事でも昼の通信速度の測定結果を載せていますが、昼でも通常時と変わらない速度が出ています。
私自身もahamoを契約して使っていますが、昼に使っているときに速度が遅いと思ったことは今まで一度もありません。
都心部は注意が必要かも
ただし、新宿、渋谷や他の都心部ではドコモ回線が繋がりにくいといった口コミもあります。
これはデータ通信をする人が多い場所で、建物内や地下でも繋がりやすいプラチナバンドに通信が集中することなどにより発生しています。
特に昼に起きることが多いようです。
昼休みになって地下や建物内でみんなが一斉に通信するため、特定のバンドが混雑し、データが流れにくくなる現象です。
この問題について、ドコモはすでに解消したと発表しましたが、実際はまだまだ起きうるでしょう。
シムラボの測定ではこれまでパケ詰まりとみられる現象は見られませんでしたが、2024年4月からかなり不安定になり、6月/7月はかなり遅い結果になりました。
8月には回復しましたが、場合によっては今後も発生する可能性があります。
どうしても我慢できない人は「5G端末に機種変更する」「他社に乗り換える」「他社SIMを併用する」などの対策をしましょう。
パケ詰まりは4Gのプラチナバンドで起こることが多いです。
4Gが遅いエリアでも5Gに繋がれば快適なことが多いので、現在古い4G端末を使っている人は5G端末に機種変更すれば改善するかもしれません。
iPhoneならiPhone12以降とiPhone SE 第3世代以降が5Gに対応しています。
ただし、5G端末に変えても改善しない場合もあります。
他社へ乗り換えなら速度が一日中速いLINEMO・ワイモバイル・UQモバイルがおすすめです。
また、povo2.0は基本料金が無料でデータを使いたい時だけ追加購入するしくみなので、ahamoとpovo2.0を併用し、どうしてもahamoが繋がらない時だけpovo2.0に切り替えて通信するのもよいでしょう。
ただし、エリアによっては他回線でも同様に症状が出ることがあります。
ahamoのパケ詰まりに悩んでいる人がドコモ回線の他社に乗り換えても結果は変わらないので、ソフトバンク回線、au回線、楽天モバイルを契約中の人に通信状況を聞き、繋がりやすい回線に乗り換えましょう。
最近では特にソフトバンク回線(ワイモバイルやLINEMO含む)の評判がよいです。
都心部は繋がりにくい場合も
ahamoの速度は速いですが、繁華街での使用には注意が必要です。
都心部の人流が集中する場所ではahamoを含むドコモ回線のパケ詰まり/パケ止まりが問題になっています。
建物内や地下での使用が多いため、建物内や地下でも繋がりやすい特定の4Gバンド(プラチナバンド)に通信が集中し、データ通信が遅くなったりデータ通信ができなかったりする場合があるようです。
シムラボの測定ではこれまでパケつまりとみられる現象は見られませんでしたが、2024年4月以降は不安定になり、6月/7月はかなり遅くなりました。
8月には回復しましたが、都心部では今後も起きる可能性があります。
どうしても我慢できない人は「5G端末に機種変更する」「他社に乗り換える」「他社SIMを併用する」などの対策をしましょう。
最近では特にソフトバンク回線(ワイモバイルやLINEMO含む)の評判がよいです。
パケ詰まりは4Gのプラチナバンドで起こることが多いです。
4Gが遅いエリアでも5Gに繋がれば快適なことが多いので、現在古い4G端末を使っている人は5G端末に機種変更すれば改善するかもしれません。
iPhoneならiPhone12以降とiPhone SE 第3世代以降が5Gに対応しています。
他社に乗り換えるなら速度が一日中速いLINEMO・ワイモバイル・UQモバイルがおすすめです。
最近では特にソフトバンク回線(ワイモバイルやLINEMO含む)の評判がよいです。
また、povo2.0は基本料金が無料でデータを使いたい時だけ追加購入するしくみなので、ahamoとpovo2.0を併用し、どうしてもahamoが繋がらない時だけpovo2.0に切り替えて通信するのもよいでしょう。
詳細:povo2.0公式サイト
なお、この問題はデータ通信が集中する繁華街が中心で、一部を除きほとんどのエリアでは影響がありません。
都心部の繁華街やオフィス街に行く機会がない人はあまり気にする必要はないでしょう。
ahamoの5Gの通信速度は?
ahamoでは追加料金無しで5Gが使えます。
5G対応のスマホを使っている人は、日常でもスマホの画面に5Gの表記が出ることが増えてきたのではないでしょうか。
5Gの下りの通信速度はエリアや端末によって異なりますが、理論上は4Gの10倍の速度が出ることになっています。
ただし、現時点でスマホの画面上で5Gの表記になっているからといって速度が速いわけではありません。
現在は4Gの設備を5Gに転用しているエリアが広く、5G本来の速度が出るエリアは狭いです。
また、5Gの本来の速度が出るエリア内にいても、5Gの速度が必要なコンテンツはないので意味はありません。
ahamoは4Gの通信速度も十分速いので、動画を高画質で見る場合でも4Gと5Gでそれほど差はありません。
あと2年もするとだいぶ5Gが使えるようになると思いますが、もうしばらくは5Gを気にする必要はないでしょう。
ahamoは容量超過後も速い
ahamoは容量を使い切ると速度制限がかかりますが、速度制限時も最大1Mbpsで通信できます。
1Mbps近いの速度があればTwitterやInstagramなどのSNSもほとんど快適に閲覧できますし、YouTubeなどの動画も標準画質なら詰まらずに視聴できます。
最大1Mbpsとありますが、ahamoは昼や夕方の混雑時も含めて常時1Mbps近い速度が出るので制限もある程度は快適に使えるでしょう。
ahamoの速度制限についてはこちらの記事で解説しています。
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ahamoの速度比較と遅い原因・対処法
ahamoと他のスマホキャリアの速度を比較すると、大まかには以下の通りです。
- 他MVNOと比較:ahamoが速い
- ドコモと比較:どちらも速い
他MVNOとahamoの速度比較
私は他の格安SIMの速度も毎月計測していますが、ahamoの通信速度は他のMVNOよりも断然速いです。
他の格安SIM(MVNO)は通常時が10~20Mbps、お昼は1Mbps前後といったところです。
通常時はそれほど差はありませんが、お昼や夕方は回線混雑の影響を受けないahamoの速度が圧倒的です。
ahamoは1日で最も回線が混雑する12:30でも通常時と変わらない速度が出ていますので、格安SIMの中では圧倒的な速度です。
速度にこだわる人はahamoを選びましょう。
ahamoとドコモの速度比較
ahamoはドコモの回線の一部を借りて運営するMVNOではなく、ドコモのプランの一つです。
ahamoとドコモは同じ回線を使っているので、ahamoとドコモの通信速度は基本的に同じです。
速度面での差はなく、ahamoとドコモはどちらも速いです。
5Gのエリアも同じなので、基本的には同じ速度が出ると思ってよいでしょう。
ahamoにするかドコモにするか悩んでいる人は、速度以外の差を理解しましょう。
どのキャリアを契約すべきかは、月のデータ使用量によって異なります。
- 月10GB以下:irumo
- 月10~30GB:ahamo
- 月30~110GB:ahamoかドコモ
- 月110GB以上:ドコモ
月に使うデータ容量が10GB以下ならドコモの「irumo」がおすすめです。
ただしirumoは9GBまでのプランしか選べないので、9GBで足りない人はahamoにしましょう。
30GB以上ならahamoに大盛りオプションを追加するか、ドコモで使い放題プラン「eximo」を契約するかのどちらかです。
ほとんどの人はahamoの方がおすすめですが、家族割とドコモ光とのセット割を適用できる人は「eximo」でもほとんど同額になります。
同じ料金なら海外でも使えて速度制限後も最大1Mbpsで使えるahamoの方がおすすめですが、店舗サポートが必要な人はeximoでもよいでしょう。
ahamoは大盛オプションを追加しても最大110GBまでしか使えないので、それで足りない人はドコモのeximoを契約せざるを得ません。
できるだけ安く抑えたい人はデータ使い放題で月3278円の楽天モバイルも検討しましょう。
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端末によって速度は異なる
これまで解説したとおり、ahamoの速度はかなり速いです。
ただ、さらに速度にこだわる人は使う端末も見直しましょう。
ahamoを含め、スマホの通信速度は使う端末によって異なります。
まず、5G対応端末で5Gに接続できる場合があり、その場合は速度が速くなる可能性が高いです。
また、使える周波数が増えるため、混雑した回線を避けられる場合もあります。
さらに、速度にこだわる人は「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」「256QAM」という通信速度を速める機能に対応している機種を選びましょう。
これらの機種を使うと、通信速度は速くなります。
iPhoneも古いものでなければこれらの速度を速める機能に対応しています。
特にこれらの機能はドコモから発売された高性能機種に多いので、速度にこだわる人は「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」や「256QAM」に対応しているドコモスマホを探してみるのも良いでしょう。
一部の古い機種を除き、ドコモで発売されたスマホは間違いなくahamoで使えます。
ただ、これらの3機能を搭載していない機種で測定してもahamoの速度は十分速いです。
お昼12:30でも十分な速度が出ていて速いので、通常の使い方ならあまり気にする必要はありません。
速度が遅い/遅くなった時の原因
これまで解説したとおり、シムラボの測定ではahamoの速度は速いです。
ただし、SNSなどでは遅いとの口コミもあります。
遅いなと感じる場合は以下を確認しましょう。
データ容量が残っているか?
まず、速度制限がかかっていないか確認しましょう。
ahamoで速度制限がかかるのは容量を使い切った場合のみです。
マイページから残容量を確認し、残容量がなければデータ容量をチャージするか、たくさん使う場合はahamo大盛オプションを追加しましょう。
ahamoでは容量を使い切る以外に速度制限がかかることはありません。
低速モードもありませんし3日間の使用量による制限もないので、容量が残っているのに遅い場合は別の原因が考えられます。
混雑しているエリアではないか?
通勤時間帯の電車内・駅や地下鉄などは速度が遅くなる場合があります。
これは格安SIMが昼に遅くなる原因とは異なり、基地局に一度にたくさんのアクセスが集中し、処理しきれなくなって遅くなっています。
私も電車内でよくスマホを使いますが、朝夕の通勤時間帯にターミナル駅に近づくと速度が遅くなったり、データ通信ができなくなります。
これはどうすることもできません。
ahamoが遅いときはドコモやドコモ回線の格安SIMも遅くなっています。
au回線・ソフトバンク回線や楽天モバイルに乗り換えれば改善するかもしれませんが、状況がより悪化する可能性もあります。
ahamoは夜が遅い?
ahamoの速度に関する口コミを見ると「ahamoは夜に遅い」という書き込みをたまに見かけます。
しかし、シムラボの測定では夜も全く遅くならず、かなり速いです。
他の格安SIM(MVNO)では夕方の帰宅ラッシュの時間帯に回線が混雑し速度が遅くなるキャリアもありますが、ahamoは一度も遅くなったことがありません。
他の測定サイトの結果を見てもそのような傾向を見たことがないので、ahamoは夜も安心してよいでしょう。
ただし、前章で解説したとおり電車の中・駅などでは速度が遅くなったり繋がらなかったりする場合があります。
これはahamoの問題というより基地局の問題で、同時接続するが多すぎて繋がりにくくなる場合があります。
この場合はahamoだけでなくドコモ本家もつながりにくくなっているはずです。
これはどうすることもできないため、しばらく待つしかありません。
速度が遅い場合の解消法
機内モードをON→OFFにする
容量が残っているのに速度が遅い場合、一度機内モードをON→OFFにしてみましょう。
機内モードをONにすることで現在掴んでいる電波を手放し、OFFにすると再度電波をつかみに行きます。
その際、より強く安定した電波をつかむことができれば速度は改善するかもしれません。
電車で移動中に遅い場合は次の駅に着いたときに機内モードをON→OFFにすることで解消する可能性もあります。
5GをOFFにする
どうしても速度が遅い場合は5GをOFFにすることで改善するかもしれません。
5Gエリアの端っこにいる場合、電波が弱い5Gをつかんでしまい、通信がうまくいかなくなる場合もあります。
その場合は5GをOFFにし、4Gのみで通信することで改善する場合もあります。
iPhoneの場合、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」をタップし、「音声通話とデータ」を「4G」にしましょう。
Androidスマホは機種によって異なりますが、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」からデータ通信使っているSIMを選択し、優先ネットワークの種類を4Gにしましょう。
ただし、この設定のままだと5Gにはつながらなくなるので、しばらくしたら設定を元に戻しておきましょう。
機種変更する
古いスマホを使っている場合は新しいスマホに機種変更することで速度が改善する場合もあります。
スマホによっては「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」「256QAM」などの速度を速くする機能をもった機種もあり、できるだけ最大速度が速い端末を使えばいくぶん改善するかもしれません。
(改善しない場合もあるので何とも言えませんが…)
端末でも最大速度が異なるので、公式サイトのスペック表を確認してください。
また、ahamoで動作確認された端末でも、他社で発売されたスマホよりドコモで発売されたスマホの方が速度が速いかもしれません。
同じ端末でもドコモで販売された機種ならドコモ回線に最適化されているため、わずかですが速度が速くなる場合もあります。
わざわざ機種変更する必要はないと思いますが、次回機種変更の際は確認してみてください。
ただし、端末変更による速度改善の幅はそれほど大きくありません。
どうしても速度が遅い場合は使用エリアとドコモ回線の相性が悪い可能性が高いので、au回線・ソフトバンク回線や楽天モバイルの回線への乗り換えも検討しましょう。
povo2.0・UQモバイル・LINEMO・ワイモバイルなどの速度も快適です。
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以上、ahamoのデータ通信速度の解説でした。
本文中で解説したとおり、ahamoの通信速度は他の格安SIMキャリアに比べて圧倒的に速いことが多いです。
私も都内で使用していますが、混雑するお昼も含めて全く不満がありません。
ドコモを契約中でデータ使用量が10~30GBの人はahamoに乗り換えないともったいないです。
30GB以上の人もahamo大盛りオプションを追加すれば多くが5Gギガホ プレミアよりお得になります。
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