本記事ではpovo2.0からMNPで他社に転出する手順や手数料、注意点を解説します。
povo2.0はMNPワンストップに対応しているので、MNP予約番号の発行なしで乗り換えられます。
▼SIM契約で高額還元中▼
povo2.0からMNP転出する手順
povo2.0からMNPで他社に転出する手順は以下の通りです。
- MNP予約番号を発行
- 転出先で乗り換え手続き
- SIM到着・回線切り替え
- APN設定
MNP予約番号を発行
まずはpovo2.0でMNP予約番号を発行します。
MNP予約番号とは、番号そのままでpovoから他社に乗り換える際の引き継ぎ番号のようなものです。
ただし、MNPワンストップに対応しているキャリアにオンラインで乗り換える場合は、事前のMNP予約番号発行は不要です。
予約番号 | パターン |
---|---|
発行不要 | ・MNPワンストップ対応キャリアに、オンラインで乗り換え |
発行が必要 | ・乗り換え先キャリアの店舗で乗り換え ・MNPワンストップ非対応キャリアに乗り換え |
MNP予約番号が不要な場合
乗り換え先キャリアのオンラインサイトで乗り換え手続きをする場合、ほとんどの人はMNP予約番号の事前発行は不要です。
MNPワンストップに対応しているキャリアへの乗り換えなら、乗り換え先キャリアのオンラインサイトで手続きする途中でpovo2.0のMNP予約番号が即時発行でき、自動で乗り換え先に連携されます。
記事執筆時点で、以下のキャリアがMNPワンストップに対応しています。
このキャリアへの乗り換えなら、事前にMNP予約番号を発行しておく必要はなく、乗り換え先のオンラインサイトで手続きする際に発行/連携できます。
- NTTドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- ahamo
- UQ mobile
- povo
- ワイモバイル
- LINEMO
- LINEモバイル
- 日本通信SIM
- b-mobile
- mineo
- IIJmio
- NUROモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル など
主要キャリアはほとんど対応していますね。
これらのキャリアにpovo2.0から乗り換える場合、事前にMNP予約番号の発行は不要です。
povo2.0のマイページへのログインID(メールアドレス)を控えていれば、乗り換え先のオンラインサイトで手続きをする際にマイページから自動でMNP予約番号が発行/連携されます。
なお、MNPワンストップが使えるのはオンラインで乗り換える場合のみです。
乗り換え先キャリアの店舗で契約する場合は事前にMNP予約番号を発行しておく必要があります。
また、一部のキャリアはMNPワンストップに対応していないため、それらのキャリアに乗り換える場合は事前に発行が必要です。
MNP予約番号が必要な場合
以下の場合は事前にMNP予約番号の発行が必要です。
- 乗り換え先キャリアの店舗で乗り換える場合
- 乗り換え先がMNPワンストップに非対応
上記に該当する場合は、乗り換え前にMNP予約番号を発行しましょう。
povo2.0のMNP予約番号はオンラインで発行します。
店舗や電話では発行できません。
アプリを使っている方は、アプリ左上にある人物のアイコンをタップします。
(PCで操作する場合はこちらをタップし4つ下の画面へ)
「契約管理」をタップします。
契約しているSIMの情報などが表示されますので、下部の「解約・他社へのMNP」をタップします。
次の画面で「povo2.0から他社へMNPする場合」をタップします。
(auの方は最上段を、UQモバイルの方は2段目をタップしてください)
再び契約状況の画面が出ますので、最上段の「povoから転出する」をタップします。
MNP転出する電話番号があっていることを確認し、生年月日を入力したうえで「MNP予約番号の発行」をタップします。
タップするとすぐにMNP予約番号や有効期限が書かれたメールが届きます。(20時以降に発行した場合は翌9:30以降にメールが届く)
povo2.0からMNP転出する場合、povo2.0側での手続きはこれで終了です。
あとはMNP転出先のキャリアで手続きします。
転出先で乗り換え手続き
MNP予約番号を発行した後は、転出先のスマホキャリアで契約手続きをします。
なお、主要なキャリアはほとんどMNPワンストップに対応しているので、MNP予約番号を事前に発行しておく必要はありません。
povo2.0のマイページのログインIDとパスワードだけ控えておきましょう。
ただし、店舗で乗り換える場合や乗り換え先がMNPワンストップに非対応の場合はMNP予約番号が必要です。
povo2.0で発行したMNP予約番号には有効期限があり、発行後15日以内に転出を完了しなければなりません。
povo2.0で予約番号を発行した後はすぐに手続きをしましょう。
なお、店舗で転入手続きする場合はほとんどの場合で即日開通しますので、有効期限が1日でも残っていれば問題ありません。
SIM到着・回線切り替え
転出先のキャリアで契約を終えSIMカードが届いたら、回線切り替え手続きが必要です。
回線を切り替えるまではpovo2.0のSIMカードが使えます。
回線切替が完了すると回線が新しいキャリアに切り替わり、povo2.0は正式に解約されます。
回線切り替えの手順は各キャリアによって異なりますので、こちらや公式サイトなどで確認してください。
APN設定
MNP転出後もpovo2.0で使っていた端末をそのまま使う場合には、端末のAPN設定が必要です。
APN設定(プロファイルのインストール)とは、手持ちのスマホで新しいキャリアのデータ通信をするための設定です。
各キャリアの公式サイトでAPN設定方法を確認してください。
新しいキャリアのSIMで通話・データ通信ができれば乗り換えは完了です。
▼SIM契約で高額還元中▼
MNPワンストップで乗り換え
povo2.0はMNPワンストップ対応
povo2.0から他社に乗り換える際は、MNPワンストップを利用しましょう。
MNPワンストップに対応しているキャリアへの乗り換えなら、乗り換え先のオンラインサイトで手続きする途中でMNP予約番号が即時発行できます。
povo2.0もMNPワンストップに対応しているので、事前のMNP予約番号発行は不要です。
記事執筆時点で、以下のキャリアがMNPワンストップに対応しています。
このキャリアへの乗り換えなら、事前にMNP予約番号を発行しておく必要はなく、乗り換え先のオンラインサイトで手続きする際にpovo2.0のマイページにログインする画面が出てくるので、そこから番号を即時発行/連携できます。
- NTTドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- ahamo
- UQ mobile
- povo
- ワイモバイル
- LINEMO
- LINEモバイル
- 日本通信SIM
- b-mobile
- mineo
- IIJmio
- NUROモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル など
これらのキャリアに乗り換える場合、事前にMNP予約番号の発行は不要です。
povo2.0のマイページへのログインID(メールアドレス)を控えていれば、乗り換え先のオンラインサイトで乗り換え手続きをする際にpovo2.0のマイページから自動でMNP予約番号が発行/連携されます。
なお、MNPワンストップが使えるのはオンラインで乗り換える場合のみです。
乗り換え先キャリアの店舗で契約する場合は、povo2.0のマイページから事前にMNP予約番号を発行しておく必要があります。
また、一部のキャリアはMNPワンストップに対応していないため、それらのキャリアに乗り換える場合は事前に発行が必要です。
MNPワンストップができない場合
ただし、MNPワンストップが利用できない場合もあります。
以下の場合はMNPワンストップが利用できないため、povo2.0のマイページから事前にMNP予約番号の発行が必要です。
- 乗り換え先キャリアの店舗で乗り換える場合
- 乗り換え先がMNPワンストップに非対応
MNPワンストップが利用できるのはオンラインのみで、店舗では利用できません。
どのキャリアも乗り換えはオンラインで簡単に手続きできますが、どうしても店舗で乗り換えたい人は事前にMNP予約番号の発行が必要です。
また、MNPワンストップに対応していない一部のキャリアに乗り換える場合も事前に発行が必要です。
MNP予約番号の発行・確認方法
au・UQもMNP予約番号が必要
povo2.0からau・UQモバイルに乗り換える際も事前にMNP予約番号の発行が必要です。
他社では同じ会社内の乗り換えなら不要な場合もありますが、povo2.0は必要なので注意してください。
▼au・UQもMNP予約番号が必要▼
なお、どちらもMNPワンストップに対応しているので、ログインID(メールアドレス)を控えておけばMNP予約番号を事前に発行することなくオンラインで乗り換えができます。
MNP予約番号の発行方法
povo2.0のMNP予約番号はWEB(オンライン)で発行します。
店舗や電話では発行できません。
アプリを使っている方は、アプリ左上にある人物のアイコンをタップします。
(PCで操作する場合はこちらをタップし4つ下の画面へ)
「契約管理」をタップします。
契約しているSIMの情報などが表示されますので、下部の「解約・他社へのMNP」をタップします。
次の画面で「povo2.0から他社へMNPする場合」をタップします。
(auの方は最上段を、UQモバイルの方は2段目をタップしてください)
事前にログインしていないとここでログイン画面に移行します。
メールアドレスを入力し、届いたコードを入力して認証を終えてください。
認証完了後に再び契約状況の画面が出ますので、最上段の「povoから転出する」をタップします。
MNP転出する電話番号があっていることを確認し、生年月日を入力したうえで「MNP予約番号の発行」をタップします。
タップするとすぐにMNP予約番号や有効期限が書かれたメールが届きます。(20時以降に発行した場合は翌9:30以降にメールが届く)
電話・店舗での発行は不可
povo2.0のMNP予約番号は店舗では発行できません。
オンライン・アプリで発行してください。
MNP予約番号が発行できる時間
povo2.0のMNP予約番号は24時間いつでも発行できます。
ただし、その場で発行されるのは9:30~20:00です。
20時以降に発行した場合は翌9:30以降に順次メールが届きます。
契約日はMNP予約番号発行不可
povo2.0は契約初日(利用開始日)にMNP予約番号を発行することはできません。
たまに契約後すぐに乗り換えて他社の特典を受ける方がおられますが、povo2.0は当日に乗り換えることはできないので注意してください。
MNP予約番号はいつ届く?即日?
povo2.0のMNP予約番号は20時までに手続きすればその場で発行されます。
私も発行手続きしましたが、手続き完了後1分もしないうちにメールが届きました。
ただし、20時以降に手続きした場合は翌朝9:30以降に届きます。
- 20時までに発行:その場で発行
- 20時以降に発行:翌9:30以降に発行
MNP予約番号の確認方法
povo2.0で発行したMNP予約番号は登録のメールアドレスにメールで届きます。
MNP予約番号や有効期限を確認したい場合はそのメールを探せば確認可能です。
また、アプリ・マイページでも確認できます。
アプリ左上のアイコンをタップします。
契約管理をタップします。
するとMNP予約番号が確認できます。
MNP予約番号の有効期限
povo2.0で発行したMNP予約番号には有効期限があり、発行後15日以内に転出を完了しなければなりません。
15日以内に手続きをすればよいのではなく「15日以内に転出を完了」する必要があります。
そのため、各スマホキャリアのオンラインサイトでは手続きに「期限の残りが○日以上」「発行から○日以内」といった制限があります。
povo2.0で予約番号を発行した後は、すぐに手続きをしましょう。
なお、店舗で転入手続きする場合はほとんどの場合で即日開通しますので、この限りではありません。
MNP予約番号のキャンセル/再発行
有効期限切れで自動キャンセル
povo2.0でMNP予約番号を発行した後に乗り換えをやめた場合、何もする必要はありません。
MNP予約番号は有効期限である15日を過ぎれば自動で失効・キャンセルされます。
MNP予約番号は発行しただけでは何も起きません。
発行後に何もしなくてもpovoが解約されることはありませんしペナルティなどもありませんので、発行したMNP予約番号を使わなくなった場合はそのまま放置で構いません。
別の番号を再発行する方法
ただし、発行したMNP予約番号の有効期限内に新しい番号を再発行したい場合はキャンセル・再発行が必要です。
前章のとおり、乗り換え手続きには有効期限があります。
もし有効期限を過ぎてしまった場合にはアプリからMNP予約番号をキャンセルし、再発行しましょう。
アプリ左上のアイコンをタップします。
契約管理をタップします。
下部の「MNP予約番号の取り消し」をタップします。
タップすると、すぐにMNP予約番号がキャンセルされます。
確認の画面やポップアップなどはないので誤ってタップしないように注意してください。
(ただし誤ってキャンセルしてしまってもすぐにMNP予約番号は再発行できます)
キャンセルが完了するとメールも届きます。
povo2.0からMNP転出の注意点
最低利用期間・違約金なし
povo2.0には最低利用期間・違約金はありません。
そのため、いつでも他社にMNP転出できます。
利用開始日は乗り換え不可
povo2.0は契約初日(利用開始日)に他社に乗り換えることはできません。
MNP予約番号を発行できるのは利用開始日の翌日以降です。
たまに契約後すぐに乗り換えて他社の特典を受ける方がおられますが、povo2.0は当日に乗り換えることはできないので注意してください。
MNP転出先のおすすめ
povo2.0から新たな格安SIMにMNP転出する場合、おすすめは「UQモバイル」「楽天モバイル」「IIJmio」の3キャリアです。
- UQモバイル:スマホがそのまま使える
- 楽天モバイル:25GB以上使う人、かけ放題契約中の人はお得
- IIJmio:料金が安い、端末がそのまま使える
シムラボのおすすめはUQモバイルです。
povo2.0と同じau回線なので現在のスマホはそのまま使えますし、余ったデータの繰り越しや自宅セット割などのお得なサービスも受けられます。
全国の店舗でサポートも受けられるので安心ですね。
月25GB以上データを使う人やかけ放題を契約中の人は楽天モバイルもおすすめです。
データ使い放題で月3,278円と圧倒的に安く、さらに国内通話はRakuten Linkを使えば無料でかけ放題です。
povo2.0はかけ放題オプションだけで月1,650円かかりますが、楽天モバイルは3GBのデータ通信にかけ放題が使えて月1,078円で使えます。
料金にこだわる方はIIJmioも検討しましょう。
料金は主要なMVNOで最安値級で、乗り換えキャンペーンも非常に豪華です。
povo2.0と同じau回線が選べるので、現在使っているスマホがそのまま使えます。
MNPではキャンペーンやスマホセールも豪華なので、お得に乗り換え可能です。
MNP転出に必要なもの
MNP予約番号発行時
MNP予約番号を発行する際、マイページにログインできればすぐにMNP予約番号が発行できます。
また、MNP予約番号も登録したメールアドレスに届きますので、アドレスを確認しておきましょう。
povo2.0アプリを使っている方は左上のアイコンをタップするとメールアドレスが確認できます。
MNP転入手続き時
MNP予約番号を発行してもらったら、乗り換え先のキャリアで転入手続きをします。
その際には以下のものを準備しておきましょう。
- MNP予約番号
- MNP予約番号の有効期限
- 乗り換えたい電話番号
- 本人確認書類
- メールアドレス
ネットで申し込む場合は、MNP予約番号だけでなく有効期限も必要です。
povo2.0で発行したMNP予約番号と有効期限をすぐに入力できるようにしておきましょう。
また、連絡先のメールアドレスの入力も求められますので確認しておいてください。
本人確認書類は事前に写真を撮影したデータをアップロードする場合もありますし、その場で撮影が必要な場合もあります。
「(乗り換えたいキャリア名) 本人確認書類」などのワードで検索し、何が必要か確認しておきましょう。
SIMカードの返却不要
povo2.0では、MNP転出後に使えなくなったSIMカードは返却不要です。
ご自身で破棄してください。
MNP転出のお得なタイミング
最もお得に(損せずに)povo2.0からMNP転出するためのポイントは以下のとおりです。
- データ容量は使い切ろう
- 転出先の初月料金を確認
- 転出先のキャンペーンを確認
データ容量は使い切ろう
povo2.0は月額料金制ではなく、データ容量を都度購入(トッピング)するしくみです。
転出する月にデータ容量が残っているともったいないので、データ容量は贅沢に使いましょう。
乗り換えを検討している方はあまり大きな容量のトッピングはせずに、こまめにチャージするのがおすすめです。
乗り換え先の初月料金を確認
povo2.0から他社にMNP転出する場合は、乗り換え先キャリアの初月の料金を確認しましょう。
乗り換え先キャリアによってお得な転入タイミングが異なります。
例えばUQモバイルは初月料金は日割り計算され、データ容量は全額付与されるので月末に乗り換えた方がお得ですね。
一方、IIJmioは初月は料金もデータ容量も日割り計算されますので、いつ転入しても同じです。
このように乗り換え先のキャリアの初月の料金形態によってお得な転出タイミングが異なりますので事前に確認しましょう。
転出先のキャンペーンを確認
もう一つ、転出先のキャンペーンを確認しましょう。
特に格安SIMではキャンペーンを定期的に実施しているため必ず利用してください。
キャンペーンは必ず月単位ではなく月途中で終了することもあるので、キャンペーン実施期間も確認しましょう。
主要な格安SIMで実施中のキャンペーンはこちらから確認できます。
▼SIM契約で高額還元中▼
MNP転出にかかる費用・手数料
MNP転出手数料は無料
povo2.0から他社にMNP転出する場合、MNP転出手数料は無料です。
MNP転出月の料金は?
povo2.0は月額料金制ではなく、データ容量を都度購入(トッピング)するしくみです。
そのためいつ乗り換えても料金はかかりません。
ただし、せっかく買ったデータ容量が残っているともったいないので、乗り換え前にはデータ容量を使い切りましょう。
乗り換えを検討している方はあまり大きな容量のトッピングはせずに、こまめにチャージするのがおすすめです。
転出月のオプション料金
通話プションに加入していた場合、転出月の料金は本来は全額請求されますが、現在は日割り計算されます。
povo2.0のサービス開始以降ずっと日割り計算されていますので当面続くと思いますが、いつ全額請求になるかはわかりません。
継続購入型のトッピング(通話トッピングなど)については日割りされません。ただし、当面の間、日割り請求されます。
詳細:よくある質問 | povo2.0
povo2.0からのMNP転出まとめ
以上、povo2.0からMNP転出する手順や注意点の解説でした。
povo2.0はMNP予約番号もすぐに発行されて乗り換えは簡単ですが、いくつか注意点もあるので必ず本記事をよく読んでから乗り換えてください。
povo2.0からMNP転出するなら「UQモバイル」「楽天モバイル」「IIJmio」がおすすめです。
お得なキャンペーンも実施中です。
▼SIM契約で高額還元中▼