【7月】IIJmioの通信速度を毎月測定中！昼は遅い？タイプA・Dの比較も

 

 

本記事では、IIJmioのギガプランの通信速度を実際に計測した結果を毎月まとめています。

au回線のタイプAもドコモ回線のタイプDも測定し比較していますので参考にしてください。

 

IIJmioはタイプDもタイプAも昼に速度が遅くなりますが、それでもMVNOの中では速い方です。

IIJmioの料金の安さは圧倒的なので、昼にそれほどスマホを使わない人は料金面のメリットが上回るでしょう。

 

ただし、タイプDの速度は2024年6月に大きく低下し、7月はさらに遅くなりました。

ahamoや他のドコモ回線の格安SIMも同様だったので、IIJmioというよりドコモ回線全体の問題だと思います。

都心部や人口集中エリア特有の「パケ詰まり」が原因だと思うので、都市部で使う人は注意が必要です。

 

 

タイプD／ドコモ回線の速度

 

 

まずは、IIJmioのタイプDの直近3ヶ月の通信速度を以下の条件で計測した結果をまとめます。

 

※計測ができなかった場合や明らかに異常値と思われる場合には空欄にしています

 

平日朝

 

まずはギガプラン（D）の平日朝の速度です。

MVNOの中には8:30に速度が低下するキャリアがありますが、IIJmioはどうでしょうか。

 

＜2024年7月＞

 

朝の時間帯で最も回線が混雑する8:30の速度は平均5.00Mbpsです。

スマホの通信速度は3MbpsもあればYoutubeの高画質動画も問題なく視聴できるので、この速度は問題ありません。

ただ、5月/6月よりさらに遅くなっており、かなりギリギリになりました。

 

なお、7:00は十分速いものの、10:00は8:30とそれほど変わらないくらい遅いです。

こちらも使用には影響がない速度が出ていますが、10:00でこの速度しか出ないのはかなり遅いです。

 

ちなみに、6月/7月はドコモ回線全体が不安定だったので、IIJmioというよりドコモ回線全体の問題でしょう。

ドコモ本家と同じ回線を使っているahamoも6月/7月は同じくらい遅いので、IIJmioが悪いのではなくドコモ回線に問題があるのだと思います。

 

また、このようないわゆる「パケ詰まり」は都心部の人口集中エリアで起きる問題です。（シムラボの測定も福岡市中心部のオフィス街です）

都心で使う場合には注意が必要ですが、その他の住宅地エリアなどで使う場合はそれほど影響はないでしょう。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

平日昼

 

続いては平日昼の速度です。

この時間帯はどの格安SIMも12～13時に速度が大きく低下し、そこから徐々に速度が回復していきます。

 

＜2024年7月＞

 

回線が最も混雑する12:30の速度は1.06Mbpsで、最も遅い日は0.64Mbpsでした。

5月までは遅い日でも2Mbps以上出ていたのですが、6月から遅くなり、7月は1Mbps以下の日が多くなりました。

 

また、7月も12:30以外に遅くなることが多いです。

これは回線の混雑というより、いわゆる「パケ詰まり」でしょう。

この速度測定は福岡市内でも人口が多いオフィス街で測定しているので、場合によっては回線速度が不安定になる場合があります。

これは昼に限らず起きる現象なので、頭に入れておきましょう。

 

ちなみに6月/7月はahamoなどのドコモ回線全体が不安定だったので、IIJmioの問題というよりドコモ回線の問題だと思います。

また、このようなパケつまりが起きるのは人口集中エリアやビルが立ち並ぶエリアが中心です。

それ以外のエリアでも12:00～13:00は1Mbpsちょっとに遅くなりますが、13:00を超えると快適に使えるでしょう。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

平日夕方

 

続いては日中では比較的速度が安定するお昼過ぎ～夕方の速度です。

 

＜2024年7月＞

 

IIJmioのタイプDは、この時間にしてはかなり遅く、不安定です。

7月もほぼ全てが10Mbps以下で、最も遅い日では1.5Mbpsしか出ていません。

スマホの通信速度は2～3Mbpsもあればなんでも快適にできますが、1.5Mbpsまで遅くなると大きな影響が出るでしょう。

回線が混雑していないこの時間でこの速度はかなり心配ですね。

 

ちなみにahamoやmineoのドコモ回線も同じような状況でした。

おそらくドコモ回線の全体問題で、さらに人口集中エリア特有の問題だと思います。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

平日夜

 

最後は平日夜の速度です。

この時間はどの格安SIMも18時～19時に速度が低下し、そこから徐々に回復していく傾向があります。

 

＜2024年7月＞

 

昼に次いで回線が混雑する18時ですが、この時間も遅いです。

最も遅い日は1Mbpsを割り込む日もあり、かなりひどい速度です。

通常の使用にも大きな影響が出るでしょう。

 

6月/7月はahamoなどのドコモ回線全体が不安定だったので、IIJmioの問題というよりドコモ回線の問題だと思います。

20時以降はほぼ快適なものの、20時頃までは我慢が必要です。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

タイプDの測定結果まとめ

 

全体を振り返ると、IIJmioのタイプDは6月よりさらに遅くなりました。

5月までは昼は12:30でも2Mbps以上をキープしていましたが、6月はほぼ1Mbps台、7月は1Mbps以下が多数でした。

夕方18時も同レベルにまで遅くなることがあり、ここ数年で最低レベルの速度です。

 

ただ、6月/7月はahamoなど他のドコモ回線も同様に不安定になっており、IIJmioが遅くなったというよりドコモ回線全体の問題だと思います。

また、シムラボの測定は福岡市中心部のオフィス街で行っているため、影響が大きいです。

住宅地ではおそらくここまでの速度低下はないでしょう。

 

ここ数年はタイプDの方がタイプAよりもわずかに速かったのですが、5月くらいからタイプＡの方が速くなりました。

どちらが速いかはエリアによるので何とも言えないので、周囲でドコモ回線／au回線を使っている人に聞いてみるのもよいでしょう。

 

 

タイプA／au回線の速度

 

 

続いては、IIJmioのタイプAの直近3ヶ月の通信速度を以下の条件で計測した結果をまとめます。

 

※計測ができなかった場合や明らかに異常値と思われる場合には空欄にしています

 

平日朝

 

朝の通勤時間帯の通信速度は以下のとおりです。

 

＜2024年7月＞

 

IIJmio（A）の速度は速くて安定しており、全く問題ありません。

特に回線が混雑する8:30でも、平均27Mbps以上、最も遅い日でも17Mbps以上出ています。

スマホの通信速度は3MbpsもあればYoutubeの高画質動画も詰まらずに視聴できるので、全く問題ないでしょう。

 

IIJmio（A）はここ数カ月も朝の時間帯では快適な速度が出ています。

朝の時間帯は問題ないでしょう。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

平日昼

 

続いて、通信回線が最も混雑する平日お昼の通信速度です。

 

＜2024年7月＞

 

昼も12:30以外は快適な速度が出ていますね。

ほとんどの日で数十Mbps出ていて快適です。

 

一方、回線が1日で最も混雑する12:30は平均1.45Mbpsと、前後の時間に比べてガクっと下がっています。

最も遅い日は1.12Mbpsなので、昼は通常の使用にも大きな影響が出るでしょう。

SNSやwebサイトの画像表示が遅れたり、動画視聴で詰まったりするかもしれません。

 

IIJmioはタイプDも昼は遅くなるので、昼でも快適に使いたい人は他社の方がよいでしょう。

au回線ならUQモバイルやpovo2.0の速度は圧倒的ですし、他社ならLINEMO・ワイモバイル・ahamoが速いです。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

平日夕方

 

回線が比較的空いている平日夕方の速度は以下のとおりです。

 

＜2024年7月＞

 

この時間も安定しています。

決して高速とは言えませんが、最も遅い日でも13Mbps以上出ており、安心して使える速度です。

 

帰宅ラッシュが始まる17時頃からだんだん遅くなるMVNOも多いのですが、IIJmio（A）は17時でも快適です。

過去の結果を見ても、この時間は問題ないでしょう。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

平日夜

 

通勤の帰宅ラッシュで比較的回線が混雑する平日夜の速度は以下のとおりです。

 

＜2024年7月＞

 

昼に次いで回線が混雑する18時ですが、7月も速いです。

7/1だけやや遅くなっていますが、それでも7Mbps以上出ており使用に影響はありません。

快適に使えるでしょう。

 

なお、20時以降も快適です。

20時を過ぎると帰宅ラッシュが落ち着いて回線の混雑も解消するので、20時以降は問題ないでしょう。

ただし、最近はほとんどありませんが、過去には金曜日や祝前日は夕方の速度が大きく低下することがあったので注意してください。

 

＜2024年6月＞

 

＜2024年5月＞

 

タイプAの測定結果まとめ

 

タイプAはやはり昼に速度が遅くなります。

1Mbpsを割り込むことはありませんが、常時1Mbpsちょっとしか出ません。

1Mbps前後の速度では通常の使用にも大きな影響が出るので、昼12～13時は我慢が必要です。

 

ただし、それ以外の時間はかなり快適です。

朝夕の通勤ラッシュの時間帯でもほとんど速度低下は見られません。

 

IIJmio（A）は昼さえ我慢すればあとは快適だと思います。

IIJmioの料金の安さは圧倒的なので、昼に我慢できる人は料金面のメリットの方が上回るかもしれません。

 

ただし昼12～13時や夕方でも快適に使いたい人は同じau回線のUQモバイルやpovo2.0も検討しましょう。

他回線でもよければahamoやワイモバイル・LINEMOも速いです。

 

 

IIJmioのギガプランの速度評価

 

 

タイプD（ドコモ回線）は速い

 

IIJmioはドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAが選べます。

 

タイプDは通常時は快適ですが、昼には速度が下落します。

ただ、ここ数ヶ月は最も回線が混雑する昼12:30でも2Mbps以上をキープしており、格安SIMの中では速いほうです。

2Mbpsの速度があればYouTubeも高画質で詰まらずに視聴できます。

3Mbps以上出る日も増えてきており、速度低下をほとんど感じない日もあるでしょう。

 

▼タイプDの速度イメージ▼

 

タイプDは通常時は30Mbps以上の速度が出ています。

スマホの速度は3MbpsもあればYoutubeの高画質動画も快適に視聴できますので、タイプDは十分快適です。

 

ただし、6月から突如速度が不安定になり、7月はさらに遅くなりました。

ahamoなどの他のドコモ回線のキャリアも同様なので、IIJmioというよりドコモ回線全体の問題だと思いますが、来月に回復するか注目です。

 

昼は速度が遅くなる

 

ただし、昼12時～13時の速度は通常時に比べて大きく落ち込み、遅い日は2Mbps程度になります。

2Mbps以上出ていれば他の格安SIMよりは速いのですが、通常の使用にも影響が出る速度です。

Youtubeは480p画質程度なら快適だと思いますが、画像の多いSNSやWEBサイトの閲覧は遅延が生じる場合もあるでしょう。

 

他の格安SIMが昼に1Mbps前後に落ち込むのに比べると、お昼12:30でも2Mbpsを割り込まないタイプDは速い方です。

また、2023年以降は12:30でも3～5Mbps出る日も増えてきました。

 

 

ただし、昼でも快適に使いたい人は同じドコモ回線のahamo・irumoが速くておすすめです。

 

なお、13時をすぎると速度は急激に回復します。

混雑する時間帯は限られますので、この1時間だけ動画視聴などを我慢すればあとの時間帯は十分でしょう。

 

夕方の速度低下は解消傾向

 

タイプDは以前は夕方にも遅くなることがありましたが最近は解消しています。

2023年夏ごろまでは2Mbps前後まで落ち込む日もありましたが、最近はほとんど影響がありません。

まだ万全とは言えませんが、おそらく昼以外は一日中快適に使えるでしょう。

 

 

ただ、夕方はMVNO全体の傾向として金曜日や祝前日に低下することが多いので、少しだけ頭に入れておいてください。

 

タイプDの速度は、他のMVNOと比べても速いレベルだと思います。

昼12～13時さえ我慢できれば全く問題なく使えるでしょう。

 

▼Dは他MVNOより速い▼

　IIJmio公式サイト 　

 

タイプA（au回線）も速い

 

昼以外の速度は常に速い

 

タイプAも昼以外速いです。

また、昼もここ数ヶ月は最も回線が混雑する昼12:30でも1Mbpsをキープしており、格安SIMの中では速いほうです。

 

▼タイプAの速度イメージ▼

 

タイプAも昼以外は快適に使えるでしょう。

スマホの速度は3MbpsもあればYoutubeの高画質動画も快適に視聴できますので、タイプAは十分快適です。

 

昼は速度が遅くなる

 

ただし、タイプAも昼12時～13時の速度は通常時に比べて大きく落ち込み、遅い日には1Mbpsちょっとになります。

最近は1Mbps以下になることはないものの、4月は久しぶりに1Mbps以下になりました。（5月は回復）

 

1Mbps程度出ていれば他の格安SIMよりは速いのですが、通常の使用にも大きな影響が出ます。

Youtubeは480pまでなら快適だと思いますが、画像の多いSNSやWebサイトの閲覧は遅延が生じるでしょう。

 

他の格安SIMが1Mbps以下に落ち込むのに比べると昼12:30でも1Mbpsをほぼ割り込まないタイプAは速い方です。

ただし、タイプDはここ数カ月昼でも2Mbps以上をキープしているので、昼12:30の速度で比較するとタイプDのほうが速いです。

 

昼でも快適に使いたい方は同じau回線のUQモバイルなら一日中快適です。

料金プランは少し上級者向けですが、povo2.0もauと同じくらい速いです。

 

なお、13時をすぎると速度は急激に回復します。

混雑する時間帯は限られますので、この1時間だけ動画視聴などを我慢すればあとの時間帯は十分でしょう。

 

IIJmioの昼は遅い？

 

前章までのとおり、IIJmioはタイプDもタイプAも昼は速度が遅いです。

通常時は20Mbps～50Mbpsほど出ていて快適ですが、昼12～13時は最も遅い日で1～1.5Mbps程度に落ち込みます。

 

特にタイプDはここ数カ月、遅い日でも2Mbps以上出ています。

2Mbps前後の速度があれば、SNSやWEBサイトも「表示が少し遅いな…」というくらいで閲覧できるでしょう。

Youtubeも480p画質なら詰まらずに視聴できます。

ただし画像の多いWebサイトなどの表示は遅れますので、13時を過ぎるまでは少々我慢が必要です。

 

 

IIJmio（A）はタイプDよりは遅いものの、それでも1Mbpsはキープしています。

なお、昼12～13時でも1Mbps以下にならないのは格安SIMでも速い方です。

ほとんどのMVNOは1Mbpsを大きく割り込み、通信制限がかかったような速度になります。

IIJmioも決して快適とは言えませんが、他に比べると昼の速度は速いです。

 

IIJmioのeSIMの通信速度

 

IIJmioのeSIMの通信速度はギガプランの速度と同じです。

速度はドコモ回線・au回線で異なりますが、通常のSIMとeSIMは同じ速度です。

 

本記事は通常のnanoSIMで測定していますが、eSIMで測定しても理論上同じ速度が出ます。

 

IIJmioの速度に関する口コミ

 

TwitterなどのSNSにあるIIJmioの速度に関する口コミの多くは「遅い」というものです。

たまに「思ったより速かった」「前のキャリアより速くなった」といった口コミもありますが、ほとんどはネガティブな口コミです。

 

特に大手キャリアを使っていた方はスマホの通信速度は速くて当たり前なので、速いからと言ってわざわざつぶやくことはありません。

そのため、自然とネガティブな口コミばかりになります。

 

実際、シムラボの測定でも昼や夕方には遅くなることがあります。

特に平日12～13時はタイプAもタイプDも最も遅い日では1.5Mbps程度にまで落ち込みます。

 

ただし、その分料金が安いのがIIJmioのメリットです。

もちろん速度が速い方がよいのですが、スマホをそれほど使わない方、Wi-Fiが使える環境にいる時間が長い方は影響がありません。

また、昼でも1~3Mbps程度は出ているので、たいていのことは問題なく使えます。

 

IIJmioなら「料金が安い」「端末が安く買える」「2GBから20GBまでプランが細かく選べる」などのメリットもあります。

自身の使い方と料金などのバランスを見て契約しましょう。

 

また、IIJmioのギガプランは最低利用期間・違約金はありませんので、一度試しに使ってみるのもおすすめです。

（ただし契約当月は解約できません）

 

 

IIJmioの速度を比較

 

タイプAとタイプDの速度比較

 

IIJmioのタイプA（au回線）とタイプD（ドコモ回線）の速度を比較すると、速度はほとんど同じですが、タイプDは極まれに夕方に2Mbps程度に落ち込むのに対し、タイプAは安定して速いです。

ただし差はわずかで、使っていて差を感じるほどではないと思います。

 

＜タイプAとタイプDの速度比較＞

 

お昼と夕方を除く通常時はどちらも高速です。

私の測定環境ではタイプAの速度がかなり速いのですが、タイプDでも十分速いので体感で差はありません。

 

逆に昼はどちらも1～2Mbps程度に落ち込んでしまいます。

ここ数カ月はタイプDが2Mbps以上をキープしているのに対し、タイプAは1Mbps前後のことが多いですね。

 

また、以前は昼だけでなく夕方にも落ち込むことがあったのですが、最近はほとんど遅くなりません。

IIJmioは夕方の帰宅ラッシュ時でも快適に使えるでしょう。

 

タイプDとタイプAはどちらがおすすめ？

 

前章のとおり、IIJmioはタイプDもタイプAも昼は遅くなり、ここ最近はタイプDのほうが速いものの差はわずかで、速度面での大きな差はそれほどないと思います。

使えるサービスや料金も同じです。

 

以前担当者にお伺いしたところ、契約者数はタイプDの方が多いため、速度の変動もタイプDの方が少ないとのことでした。

私も何となくタイプDを選ぶと思いますが、正直どちらでも問題ないと思います。

 

▼速度はどちらもほぼ同じ▼

　IIJmio公式サイト 　

 

ギガプランと旧プランの速度比較

 

 

IIJmioでは2021年4月から新料金プラン「ギガプラン」がメインプランになりました。

IIJmioの担当の方に聞いたところ「ギガプランと旧プランは理論上の速度が異なる」とのことでした。

 

結論から言うと、速度は新プランの方が速かったです。

旧プランは今でも契約できますが、料金もギガプランの方が断然安いので基本的にはギガプランを選びましょう。

 

ドコモ・auとの速度比較

 

IIJmioはドコモとauの回線の一部を借りて運営するMVNOです。

ドコモ・auの本家と速度を比較すると、断然ドコモ・auの方が速いです。

 

＜ドコモ・auとの速度比較＞

※IIJmioは新プラン

 

ドコモ・auの本家の回線は一日中快適です。

お昼や夕方の混雑時でも全く速度が低下しません。

 

IIJmioのタイプDは通常時の速度はドコモとそれほど変わりませんが、お昼には最も遅い日で1.5Mbps程度に遅くなるので通常の使用にも影響が出るでしょう。

また、タイプDは夕方の帰宅ラッシュの時間もやや不安定です。

 

IIJmioのタイプAも通常時の速度はauとそれほど変わりませんが、お昼には最も遅い日で1.5Mbps程度に低下するので使用にも影響が出るでしょう。

ただし夕方はそれほど速度が落ちません。

 

ただし、タイプDもタイプAも速度が遅い時間は限られます。

それほどスマホを使わない方は十分な速度なので、料金とのバランスを考えて契約しましょう。

 

他の格安SIMとの速度比較

 

私は主要な格安SIMの速度を毎月測定していますが、他の格安SIMとIIJmioの速度を比較するとおおむね以下のとおりです。

 

 

 

オンライン専用ブランドのahamo・povo2.0・LINEMOと、キャリアのサブブランドであるワイモバイル・UQモバイルの速度は別格です。

お昼でも速度が変動せず、1日中速いです。

それ以外のキャリアは昼や夕方に遅くなる場合が多いです。

 

速度にこだわるならワイモバイル・UQモバイルかahamo・povo2.0・LINEMOがおすすめです。

ドコモ回線を選ぶならahamo、ソフトバンク回線ならワイモバイルかLINEMO、au回線ならUQモバイルがおすすめです。

 

 

IIJmioとmineoの速度比較

 

IIJmioを検討されている方はmineoと悩まれる人が多いです。

 

マイネオはドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線が選べますが、mineoの速度はどの回線を選んでもIIJmioより少し遅いです。

mineoもIIJmioも通常時は速いですが、mineoはお昼は1Mbps以下、夕方も2～5Mbpsまで低下します。

2022年以降は月によって夕方も1Mbps以下に落ち込むことがあり、速度低下が続いています。

詳細：mineoの通信速度を毎月測定中

 

一方、IIJmioはタイプDもタイプAもお昼は1.5Mbps以上出ますし、夕方もある程度の速度は出ています。

 

＜マイネオとの速度比較＞

 

IIJmioはソフトバンク回線は選べませんが、ドコモ回線・au回線を選ぶ人で速度が気になる人はmineoよりIIJmioの方がおすすめです。

 

IIJmioとBIC SIMの速度比較

 

IIJmioとBIC SIMは名称こそ違うものの、サービスは同じです。

どちらも同じ回線帯域を使っているので、IIJmioの通信速度と同じと考えておいてよいでしょう。

 

端末によって速度は異なる

 

これまで解説したとおり、IIJmioの速度は時間帯によって遅くなることがあります。

速度にこだわる方は使う端末も見直しましょう。

 

IIJmioを含め、スマホの通信速度は使う端末によって異なります。

他社の測定ですが、例えばワイモバイルの速度を別の端末で測定すると速度が大きく変わります。

 

ハイスペック機種を中心に、一部のスマホには「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」「256QAM」に対応している機種があります。

これらの機種を使うと、通信速度はかなり速くなります。

 

これらの機能を搭載したスマホは価格も高く、IIJmioではあまり販売していませんがドコモ・auで販売された高性能機種には多いです。

速度にこだわる方は、「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」や「256QAM」に対応しているドコモ・auのスマホを探してみるのも良いでしょう。

 

 

速度が速いおすすめ格安SIM

 

私の計測結果では、IIJmioの速度はタイプDもタイプAも比較的速いです。

通信速度は地域や環境によって変動しますので一概には言えませんが、IIJmioの通信速度に満足できずに乗り換えを検討する場合は、以下の3社がおすすめです。

 

 

現在IIJmioのタイプDを契約中の人は、ドコモ回線のキャリアに乗り換えれば端末がそのまま使えます。

特に月に使うデータ容量が10GB以上ならahamoがおすすめです。

詳細：ahamoの速度を毎月測定中

 

タイプAから乗り換えならUQモバイルがおすすめです。

IIJmioと同じく低容量から20GBまで選べ、速度は一日中速いです。

詳細：UQモバイルの通信速度を測定中

 

他にもLINEMO・ワイモバイルやpovo2.0も速くておすすめです。

詳細：各キャリアの通信速度測定結果

 

IIJmioから乗り換える手順

 

MNPを利用してIIJmioから他社に乗り換える手順は以下の記事に詳しくまとめています。

詳細：IIJmioからMNPで乗り換える手順

 

IIJmioの速度制限・低速切り替え

 

IIJmioは速度切り替え可能

 

IIJmioは通信速度を低速に切り替える機能が契約者全員無料で使えます。

通常は高速通信になっていますが、高速データ通信をOFF（低速）に切り替えれば速度は遅くなるかわりにデータ容量を消費しません。

 

▼アプリで低速に切替可能▼

 

音楽ストリーミングやLINE・メールによる文字のやり取りは低速でも問題ありませんので、うまく使うことでデータ容量を節約できます。

 

ただし、低速の状態で3日間366MBを使うと、速度がさらに制限されます。

低速モードの詳細と速度制限についてはこちらにまとめています。

詳細：IIJmioの低速モードを解説

 

速度制限が発生する3パターン

 

IIJmioでは、以下の3パターンの場合に速度制限が発生します。

 

 

1はわかりやすいですね。

契約容量を使い切った場合、速度制限がかかります。

速度制限の最大速度は300kbps（0.3Mbps）です。

 

低速がさらに制限の場合も

 

2・3は低速時に3日間で366MB以上使うと、低速が更に遅くなるという制限です。

クーポンスイッチで低速にした場合と、データ容量を使い切って強制的に低速になっている場合に発生します。

 

速度制限時の最大速度は300Kbps

 

容量を使い切った場合と低速モードをONにした場合の速度は最大300Kbpsです。

以前は最大200kbpsでしたが、新プラン「ギガプラン」は最大300kbpsになりました。

 

ただし、低速で3日間で366MB以上使うとさらに速度が制限されます。

その場合の最大速度は公表されていませんが、「LINEのメッセージもなかなか送れなかった」という口コミもあるのでかなりきつい制限がかかるようです。

 

速度制限解除の方法

 

データを使い切って速度制限がかかった場合は、データ容量（クーポン）を追加することで速度制限を解除できます。

 

クーポン追加よる速度制限解除は、マイページから追加購入する方法と、店頭でクーポンカードを購入して追加する方法があります。

追加チャージは1GBで220円です。

チャージの価格としてはかなり安いですね。

 

ただし、低速モードの3日366MB制限は解除する方法がなく、直近3日間の低速でのデータ使用量が366MBを下回るまで解除できません。

 

タイプAの3日6GB制限はなし

 

IIJmioの高速通信には3日間のデータ使用量による速度制限はありません。

タイプDもタイプAも3日制限があるのは低速モードのみで、高速通信にはありません。

 

au回線を使った格安SIMには3日で6GBを使うと制限がかかる場合があり、IIJmioのタイプAも以前は3日6GB制限があったのですが、2021年に撤廃されました。

 

 

IIJmioの申し込みはこちら

 

以上、IIJmioの通信速度の計測結果の解説でした。

 

IIJmioはタイプDもタイプAも速度はなかなか速いです。

お昼12～13時を除けば常時快適なので、安心して使えるでしょう。

 

IIJmioの契約はIIJmio公式サイトがお得です。

契約前には必ずキャンペーン情報を確認してくださいね。

 

 

 

 

 

IIJmio 記事一覧へ戻る