本記事ではUQモバイルで発売されたarrows Weのレビューとスペックを解説します。
エントリーモデルのスマホですが、Snapdragon480 5Gと4GBメモリー(RAM)を搭載しており、そこまでスマホを使わない人なら十分でしょう。
UQモバイルでの販売は終了しましたが、中古で買えば自分で機種変更も可能です。
▼arrows Weの詳細▼
UQ版arrows We FCG01の在庫
UQのarrows Weは販売終了
UQモバイルのarrows WeはUQモバイルオンラインショップでの販売が終了になりました。
店舗にも無いでしょう。
現在販売中のスマホはこちらを確認してください。
UQでarrows Weに機種変更
UQモバイルをすでに契約中の人もarrows Weに機種変更できます。
ただしUQモバイルでの販売は終了したため、これから端末を買う人はスマホ通販サイトのイオシスや楽天市場で安い端末を探すのもよいかもしれません。
楽天市場、Amazonやイオシスなどの中古スマホ店では、arrows Weの中古・未使用品が端末のみで購入できます。
こちらで端末のみを安く買い、UQモバイルのSIMを自分で差し替えればお得に機種変更できます。
ただし、購入時はどこで販売された端末かを確認しましょう。
au/povo/UQモバイルで使うならau版かUQモバイル版のarrows We FCG01を買ってください。
同じく、ドコモ/ahamoやドコモ回線の格安SIMで使う場合はドコモ版のarrows We F-51B、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOならソフトバンク版のA101FCを買いましょう。
自分で機種変更する手順はこちらにまとめています。
FCG01を端末のみ/中古を買う
arrows We FCG01は端末のみの購入が可能です。
楽天市場やAmazonで端末のみを購入できますし、家電量販店でも購入できます。
また中古スマホ店(イオシスやじゃんぱらなど)でも安く買えます。
ただし、購入時はどこで販売された端末かを確認しましょう。
ドコモ・ahamoやドコモ回線の格安SIMで使う場合はドコモ版のarrows We F-51B、au/povo・UQモバイルならau版かUQモバイル版のFCG01、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOならソフトバンク版のA101FCを買いましょう。
またau版・UQモバイル版のFCG01は楽天モバイルでも使えます。
arrows We FCG01のレビュー
UQ版arrows Weの発売日・型番
UQモバイルにおけるarrows Weの発売日は2021年12月24日です。
arrows WeはUQモバイル以外にドコモ・au・ソフトバンクでも発売されました。
それぞれの型番は以下のとおりです。
- ドコモ:F-51B
- au:FCG01
- ソフトバンク:A101FC
au版とUQモバイルのarrows We FCG01は全く同じ仕様です。
arrows Weの本体カラー・色
UQモバイルにおけるarrows Weの本体カラーは「ローズゴールド」「ホワイト」「ブラック」の3色です。
私はドコモ版のarrows We F-51Bを借りて触ってみました。
外観はサラサラですが、かなり指紋が目立ちました。
基本的にはケースをつけて使うのがおすすめです。
arrows We FCG01のスペック
arrows We FCG01のスペック詳細は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
サイズ | 高さ147mm 幅71mm 厚さ9.4mm |
重さ | 約172g |
画面サイズ | 約5.7インチ |
解像度 | 1,520×720 HD+ |
バッテリー 容量 |
4,000mAh |
搭載OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon480 2.0+1.8GHz |
メモリー (ROM) |
64GB |
メモリー (RAM) |
4GB |
対応外部メモリ | microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
1,300万(広角) 200万(マクロ) |
有効画素数 (サブカメラ) |
500万 |
SIM | nanoSIM |
USB端子 | USB Type-C |
FCG01はイヤホンジャック搭載
arrows We FCG01には本体上部に3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
有線でイヤホン・ヘッドフォンを接続できるのはメリットです。
※写真はドコモ版のF-51B
USB端子はUSB Type-C
arrows WeのUSB端子はUSB Type-Cです。
※写真はドコモ版のF-51B
ただし、ACアダプタ・USBケーブルは付属されていませんので、USB Type-Cのケーブルをお持ちでない人は購入が必要です。
CPUはSnapdragon480 5G
arrows Weに搭載されているチップセットはSnapdragon480 5Gです。
Snapdragonの400番台はエントリーモデルとされていますが、480はそれほど低い性能ではありません。
同じSnapdragon480 5Gと4GBのRAMを搭載したOPPO A54 5Gの場合、antutuのベンチマークスコアは28.5万程度でした。(Ver.9.1.0で測定)
AQUOS sense5G・AQUOS sense6に搭載されているSnapdragon690が31.5万程度でしたので、性能はそこまで変わりません。
何でもサクサク快適とはいえませんが、こだわる人やゲームをする人でなければ不満を感じることはないでしょう。
実際に私も数日にわたって操作してみましたが、最初はやや動作が遅い感覚がありましたが、数日経つと慣れてそれほどストレスは感じませんでした。
普段使っているPixel 5やiPhone SE 第2世代と同じとまでは言えませんが、大きく劣っているとは感じませんでした。
RAMは4GB/ストレージ64GB
arrows We FCG01のメモリー(RAM)は4GB、ストレージは64GBです。
RAMが4GBなのは良くもなく悪くもなく…という感じです。
ただしストレージは最低限の64GBです。
セットアップ完了時の実際の空き容量は42GBほどでした。
なお、ストレージ容量が足りない人はSDカードで増設可能です。
FCG01はSDカード挿入可
arrows We FCG01は最大1TBのマイクロSDカードでストレージ容量を増やせます。
ストレージ容量は64GBと最低限なので、足りない人はマイクロSDカードを使用しましょう。
※写真はドコモ版のF-51B
シングルSIM・DSDV非対応
UQモバイルのarrows We FCG01はシングルSIMです。
DSDS・DSDVには対応していません。
※写真はドコモ版のF-51B
arrows Weはドコモ・ソフトバンクでも発売されましたが、ソフトバンク版のみeSIMに対応しています。
ドコモ版・au版・UQモバイル版はシングルSIMです。
eSIM非対応
前章のとおり、UQモバイル版(およびau版)のarrows We FCG01はシングルSIMでeSIMには対応していません。
ソフトバンク版のarrows WeのみeSIMにも対応しているので、eSIMを使いたい人はソフトバンク版を買いましょう。
アウトカメラは2眼
arrows Weのアウトカメラは1,300万画素(広角)+200万画素(マクロ)の2眼です。
200万画素のレンズはマクロレンズなので、被写体にギリギリまで接近して写真が撮影できます。
マクロモードにすると被写体までの距離を4cm程度にするように表示が出ます。
ただしカメラ性能は画素数も鮮明さも最低限なので、写真にこだわる人は他の機種にしましょう。
※写真はドコモ版のF-51B
カメラレビュー/撮影した写真
この章では、arrows Weで私が実際に撮影した写真を記載します。
まずは風景写真です。
逆光下での撮影でしたが、比較的きれいに撮れています。
最近のスマホのカメラはエントリーモデルでも性能が向上しているため、普通の写真ではそれほど差がつきません。
arrows Weは最大8倍までズームできます。
2倍ズームは十分きれいです。
ただ、それ以上になるとかなり不鮮明になっていきます。
2~3倍までが限界でしょう。
5倍の写真はこちら↓
続いてはカメラ性能差が出やすい夜景の写真です。
上記のとおり、かなり不鮮明です。
暗い部分は暗いままでよく見えませんし、明るい部分は色が飛んでしまっています。
個人的に夜景の写真を撮る機会はほとんどないのであまり重要視していませんが、arrows Weでの夜景撮影は諦めましょう。
最後は食事の写真です。
他機種ではAIによる加工が激しくて肉眼と全然違う写真になる場合もあるのですが、arrows Weは比較的肉眼に近いです。
ただし、少し暗いですね。
撮影した写真はシムラボのTwitterにも載せています。
FCG01のベンチマークスコア
ここではドコモ版のarrows Weで測定したベンチマークをまとめます。
UQモバイル版のarrows Weも性能は同じです。
antutu
ドコモ版のarrows Weはなぜか何度antutuを測定してもGPUスコアがゼロで、測定できませんでした。
なお、同じSnapdragon480と4GBのメモリー(RAM)を搭載したOPPO A54 5Gのantutu総合スコアは28.5万程度でした。(Ver.9.1.0での測定)
これと同じと仮定すると、Snapdragon690 5Gを搭載したAQUOS sense5Gの総合スコアが約30.8万でしたので、arrows Weもそれほど大差ない性能といって良いでしょう。
CPUは400番台のSnapdragonながら、性能は十分ですね。
Geekbench
ドコモ版のarrows Weで測定したGeekbench 5.4.3のベンチマークスコアはシングル:508、マルチ:1583でした。
富士通製の安心スマホといえば性能は最低限というイメージですが、arrows Weはそこそこの性能があります。
実際に使ってみても、表示や機能には初心者向けのように感じる部分もありますが、動作自体はそれほどストレスはありません。
私は現在iPhone SE 第2世代とPixel5を使っていますが(記事執筆時点)、最初はやや遅い感じはありましたが慣れると大きなストレスは感じませんでした。
ゲームをしない人は快適でしょうし、重い3Dゲームを除いた一般的なゲーム(ツムツムやモンストなど)であれば問題なく動くと思います。
ただし、性能にこだわる人は他機種を選びましょう。
UQモバイルで現在販売中の端末はこちらにまとめています。
FCG01の付属品・同梱品
arrows Weの付属品一覧
arrows Weには付属品がありません。
同梱されているのは本体と取扱説明書のみです。
- クイックスタートガイド
- 取扱説明書
充電器・ケーブルなし
arrows WeのUSB端子はUSB Type-Cですが、充電器・ケーブルが付属していません。
お持ちでない人は自身で購入が必要です。
FCG01のスマホケース
arrows We FCG01にはスマホケースもありません。
最近は簡易のクリアケースが付属する場合も多いですが、arrows Weにはないので自身で購入が必要です。
FCG01の画面保護フィルム
最近、機種によっては最初から画面保護フィルムが貼付されている機種も増えてきましたが、arrows Weには貼付されていません。
自身で購入が必要です。
arrows We FCG01の搭載機能
FCG01の搭載便利機能一覧
arrows We FCG01に搭載されている便利機能は以下のとおりです。
機能 | 有無 |
---|---|
おサイフケータイ | ○ |
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ | × |
ワイヤレス充電 | × |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | × |
指紋認証対応、顔認証なし
arrows Weは指紋認証に対応しています。
マスクをしている時間が長い現在では、指紋でロック解除ができるのは嬉しいですね。
指紋認証センサーは本体背面にあります。
※写真はドコモ版のF-51B
ただし、顔認証の機能はありません。
防水・防塵対応
arrows Weは防水・防塵にも対応しています。
特に防水はIPX5/IPX8というレベルですので、雨天時の屋外や水回りでの操作も問題ないでしょう。
かんたんホームに切り替え可
arrows Weには複数のホーム画面が用意されています。
初めてスマホを使う人や高齢者向けには「シンプルホーム」という機能が搭載されています。
通常のボタンが大きく・操作がわかりやすい画面表示に変更できます。
※キャプチャはドコモ版のF-51B
ホーム画面の切り替えは「設定」→「表示の設定」→下部の詳細設定→「ホーム画面切替」で切り替えられます。
おサイフケータイ対応
arrows Weはおサイフケータイに対応しています。
最近はキャッシュレスが推進され、スマホもおサイフケータイ対応機種が再び増加してきました。
※写真はドコモ版のF-51B
おサイフケータイのセンサーは本体背面の中央上部にあります。
ワンセグ・フルセグ非対応
arrows Weはワンセグ・フルセグには対応していません。
ワイヤレス充電非対応
arrows Weはワイヤレス充電には対応していません。
FCG01のスクリーンショットの撮り方
arrows We FCG01は電源ボタンを音量ボタンの下を同時に押すことでスクリーンショットが保存できます。
このやり方は他のアンドロイドスマホでも同じなので覚えておきましょう。
arrows We FCG01の対応バンド
FCG01の対応バンド/周波数一覧
UQモバイル版arrows We FCG01の対応バンドは以下のとおりです。
- 5G:n3/n28/n77/n78
- 4G/LTE:B1/3/18/26/28/42
- WCDMA:-
5G対応
arrows We FCG01はUQモバイルの5Gに対応しています。
UQモバイルの5Gプランを契約している人は、5Gが追加料金不要で使えます。
現在4Gプランを契約中の人も、無料で現プランにプラン変更すれば5Gが使えるようになります。
最近ではだいぶ5Gが使えるエリアも広がってきました。
現時点では4Gのみでも何の問題もありませんが、5G端末だからと言って価格が高いわけでもないので、これから端末を買う場合は必ず5G端末を選びましょう。
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線が使う主要なバンドは、4G:B1/3/19、5G:n78/n79です。
arrows We FCG01は4GのプラチナバンドB19には非対応ですが、B19を含むB26に対応しているので、ドコモ回線の4Gは問題なく使えそうです。
また、おそらくVoLTEにも対応しているでしょう。
ドコモ/ahamoやドコモ回線を使った格安SIMでも4Gのデータ通信やSMSは使えそうですね。
ただし、arrows We FCG01はドコモが使う5Gのn79には非対応です。
n78だけだと一部地域で5Gが使えない場合があるので、5Gにはあまり期待しないほうが良いでしょう。
ドコモ、ahamoやドコモ回線の格安SIMで使う人はドコモで発売されたarrows We F-51Bを使いましょう。
※F-51Bで絞り込み
ソフトバンク回線/ワイモバイルは?
ソフトバンクやワイモバイルが使うバンドは5G:n77、4G:B1/3/8です。
arrows We FCG01は5Gのn77と4GのB1/3には対応していますが、4GのプラチナバンドB8には非対応です。
B1/3に対応しているので街なかでは使えますが、B8に非対応なので建物の中やとかでは電波が弱くなる可能性があります。
使うのはおすすめしません。
ソフトバンク回線やワイモバイル・LINEMOで使う人はソフトバンクで発売されたarrows We A101FCを使いましょう。
※A101FCで絞り込み
au回線・povoも対応
arrows We FCG01ははもちろんau回線に対応しています。
auの対応バンドはFDD-LTEの1・18・26(18・26はどちら対応していれば可)ですが、arrows We FCG01はは全て対応しています。
また、au回線が使う5Gバンドのn77・n78にも対応していますので、au・povoや他のau回線を使った格安SIMでも問題なく使えますし、5Gも使えます。
povoで使う場合は楽天市場やイオシスなどの中古スマホ店で端末のみを購入して使ってください。
その際は必ずau版かUQモバイル版のFCG01を選択しましょう。
FCG01は楽天モバイルで使える?
UQモバイル版のarrows We FCG01は楽天モバイルで動作確認されていませんが、au版のarrows We FCG01は動作確認されています。
通話・SMS・4Gデータ通信に加え、5Gのデータ通信も可能です。
au版とUQモバイル版は間違いなく同じ仕様なので、UQモバイル版も使えるでしょう。
ただし、APN自動設定やETWSなどには非対応です。
APNは手動で設定すれば問題ありませんが、ETWS(緊急地震速報・津波警報)などの細かい機能には非対応なので注意してください。
気になる人は楽天モバイルで端末を買いましょう。
arrows Weは販売していませんが、エントリーモデルのAndroidが安く販売中です。
FCG01購入/機種変更はこちら
以上、UQモバイルで発売のarrows We FCG01の詳細でした。
UQモバイルでの販売は終了しましたが、中古で端末とのみを買ってUQモバイルのSIMを差し替えれば自分で機種変更もできます。
UQモバイルで使う人は、端末購入時にau/UQモバイル版のFCG01を選びましょう。
購入はこちらからどうぞ!